10月


1日(火)--------------------------------------------------------------------

おぉウ、10月になった。

昨日、打ち上げの席で「あるミュージシャン」の話になった。その人は「(料金)¥4000以下、(集客)50人以下、では演りません」といふポリシーを掲げ、年間なんと330本のライヴをこなしてゐる、といふ。当然、すごい儲けてゐて、唸るほど金持ち、なんだとか。ほぇ〜!!。

で、その理由テのがイキで、「それぐらいあればメンバー全員に宿と食事と足を保証出来る」とのこと。自分をサポートしてくれる仲間には足を出させない、と。天晴!。素晴らしいポリシーである。

良く聞くと、ワシは何度か同じステージに立った事がある人だった。あぁ、あの唄なら・・・、と思ったねぇ。

でまぁ、昨日はそっから『どーしたらしーシュが売れるか』みたいな話になり(笑)、残ったお客さんも交えて楽しく談笑した。よく「売れようなんて思ってないでしょ?」とか云ふ人もゐて驚くのだが、そんな莫迦な!。売れたいに決まってるぢゃないスか。レッスンとか営業とかせずに、自分のオリジナルの音楽だけで左うちわ・・・。なんて憧れる暮らしでせうか!。

そして大観衆にピース!! なのである。

2日(水)--------------------------------------------------------------------

運転免許の更新に行って来た。

前回に引き続き、黄金免許である。勿論、「無事故」はともかく「無違反」な訳はなく、ただ単に運が良いだけ、のコトなのだが・・。

優良者講習は時間も短く、免許センター側の対応も丁寧。前回は、色々あった末「ここに居る誰にも絶対に心は開かぬぞ」といふ思ひで臨んだ為、国際指名手配犯のリストみたいな邪悪な顔写真だったが、けふは応対した係員がみな感じの良い人ばかりだったので、新免許証に写ったワシの顔は、ややおだやかである。

黄金免許、といふだけで、壱日の、ここに取られる時間にこれほどの差が出るのならば、まぁその為に頑張ってもぅ5年、無違反で居よう、とは思ふ。

3日(木)--------------------------------------------------------------------

さういや今年もキャンプに行かなんだなぁ、と思ふ。

昔は大好きだったが、ここ数年は「テントを張る」といふ作業も省き、もっぱら「車で寝る」といふスタイルだった。それもしなくなって2年・・・。久々にソロ・キャンプでもしに行ってみるかなぁ・・・。ひとり鍋こさえて日本酒かなんかをちびちび呑りながらたき火を眺め星を眺め・・・、あぁ良いかもねぇ。

でも、キャンプって、朝飯が終われば昼飯、昼飯が終われば晩飯、って結局喰ひものの事ばかり考へて過ごすんよねぇ。まぁ「ヒトの営み」てのぁさういふ事、て話しなんだけど。また困った事にワシが、さういふ時間の過ごし方を全然退屈に思はぬのがねぇ・・・。

づいぶん前にひとりの若衆を連れて弐泊三日のキャンプをした事があって、その若者は、2日目の朝にはもぅ退屈しやがり、『トランプとかないんですか?』などとぬかしおった。こんな贅沢な時間の中でトランプなぞ、お前は阿呆か、と一蹴してやった。莫迦が。

4日(金)--------------------------------------------------------------------

ドラムの石井聡至がリズムのレクチュアを受けに来てくれた。小壱時間に渡って、グルーヴとリズムにつひてあれこれ伝授。こないだ祈り部のナベちゃん(Ba)が同じやうに受講してくれたが、ドラマーにレクチュアするのは久しぶりで、仕込みも含めてなかなか興味深く、オモロかった。

かういふのは、日頃の自分のグルーヴ感覚を再確認する、といふ意味合いでも意義深い。ナベちゃんもさうだったが、サトシも流石に勘が良いので、壱時間のレッスンなぞあっと云ふ間に過ぎてしまふ。こんなレッスンなら毎日やってもえぇよホンマ。

ちなみにこのグルーヴセミナー、楽器の種類問わず受け付けておりますので、どなたでも御相談下さい。

その後、しーシュのリハ。と、その後「経営会議」。自分が「営業努力」といふものに関して、これまでまったく無知で無力、であったことに気付く。ワシ的に「やれるだけの事はやった」と思ふ事が、まだまだ路傍の露程度のものであった、といふ事実。こっから先に必要な労力はどう云ふモノか?。まったく冗談抜きで、しーシュがこれから先、ちゃんと「売れて行く」為の方法論の確立。色んな意味でほろ苦い会議だった。

ワシはまだ全然、甘チャン、なのだな。


2週目

5日(土)--------------------------------------------------------------------

雨が壱日じゅう降り続く。

晴耕雨読。山口県は下関の作家、田中慎弥氏の「共食い」。く・・・暗い。

作中の会話が「山口弁」で、そのニュアンスが分かるだけに、暗い話なのに、ちょっとだけオカシい。

「しちょんほぃね」=してるんだよね。「こーにあらぁ」=ここにあるよ。文章にすると粗いかんぢだが、実際の山口弁はたいへん柔らかくてのんびりしてゐる。なんか好きなんだよなぁ。

6日(日)--------------------------------------------------------------------

F楽器店・秋の大発表会、本番。

まーなんとも寂しい客入りだった。20年来やってきた発表会だが、これは最低動員記録かもしれぬ。600人入るホールに、おそらく100人も居ないくらいの状態。宣伝の不足もないとは云へぬが、なんつっても出演する生徒が客を呼んでない、といふ事実が問題。出演料だけ----ノルマさえ支払えば良い、と云ふ姿勢は、今のライヴハウス業界の現状とも云へるのではないか?。

これぢゃあ誰も得をしないし、次にも繋がらん。演奏の出来はみんな良かっただけに、たいへん残念。ん〜〜〜考えどころだねぇ。

打ち上げはイタリアン。大きめのグラスになみなみと注がれたワインをカパカパ行く。料理も美味。が、ここでも出演した一部の生徒が口にする、(ワシからすると)かなり不可解な行動原理に首を傾げる。

1:自分は真面目にやってる。2:真面目にやってないやつとはやりたくない。3:そんな状況でライヴやっても意味がない。4:だからこっちもテキトーにやる。

はァ・・・なんか全然意味が分からんのだけど・・・。かういふ感覚が「自分らで集客しない」といふ発想に、なんとなく繋がってるやうな気がす。

二次会はMIやん、ザヴザ、にNちゃんといふ娘さん(MIやんの生徒)の4人でカラオケ。例によって演歌など歌いまくった。Nちゃん、小学校、中学、高校、大学、とここで習って来たらしひが、いよいよ今期で卒業。就職で京都に行くのださうな。年に一度、見るたんびに可愛くなって来た印象があるが、ついにお別れ、かぁ。

ボン・ヴォヤージュ。

7日(月)--------------------------------------------------------------------

楽器店の駐車場に停めたにっちに泊。

にっちは購入当初から後部座席をフラット化。半分は機材スペース、残りの半分に畳を敷き、簡単なキャンピング・カー仕様にしてある。フロントガラスを日射しよけのシートで覆い、窓には段ボールを貼って目隠し、電子ランタンで灯りを取り、ペットボトルの水で歯磨きして、寝袋に入って、3時頃、就寝。ここまでは完璧だったが、トイレの事を完全に失念してゐて、朝、激しい尿意で目を覚ます羽目となった。あ"ー、ツメが甘かった、ね。

帰宅したら、けふは仕事もなく、のんびり。

10年前の骨折個所が、経年と共にひどく痛みはじめてゐるこの頃。昨日広い会場で、しかもハンドマイクで踊りながら歌ったせいもあって、けふはかなり痛む。こないだフリュートの進藤センセイにちょっと診てもらった処、「半月板がイカレてるかも」とのこと。あ"ー・・・。

8日(火)--------------------------------------------------------------------

忙しくシワい壱日。専門学校→個人レッスン→FM収録。合間に弾き語りの練習をベースで。

9日(水)--------------------------------------------------------------------

世界的打楽器奏者グレン・ベレズのワークショップを受けに行く。

グレン氏は、かのジョナス・エルボーグとのデュオアルバムでその名を知ってゐた。フレーム・ドラムの第一人者、として有名なのださう。さういふ事はあまりよく知らんのだが、ウチの近所の大学で、公開講座としてワークショップ演る、てんで、これは行かねばなるまい、と。

会場は満員。手拍子とボル(打楽器言葉)を使った全員参加型のワークショップ。奥方のロワール女史(超美人!)のヴォーカリゼーションも含めて、民族音楽の下地がある人にしてみれば、それほど見新しい内容、といふ訳でもなかったが、ジョークを交えたり、ゼスチュアを入れたりして、たいへん楽しく参加できた。中でも「ダブル・リズム」の解釈がなんとなく理解できたのは収穫。まぁ、使えるかどーかはさておいて・・。

民族音楽系のミュージシャンが、「リズム」より「パルス」といふ言葉を使ふ理由がわかった。まァなんにせよ、ワシらがポップ音楽で捉えてゐる「リズム」といふものの概念とは、まったく違うんだよねぇ。ワシの感覚では「ポリ・リズム」の解釈に近いねぇ。

ところで、会場になった広島文化学園大学は、ウチから歩いて10分くらいの処だが、災害時の避難場所に指定されてゐるだけあって、たいへんな高台の上にある。冗談のやうな坂道をのぼって行った訳だが、当然、そこから見下ろした夜景はたいへん美しく、まぁそれも含めて、なかなか充実した壱日、であった。

10日(木)--------------------------------------------------------------------

なんか暑い・・・。Tシャーツに短パン、といふ、8月半ばと同じ格好でチャリに乗り、仕事に行く。もぅ日本には「四季」はないのだらうか?。

Magnus Sjoquist(なんて読むんだらう?)、といふベース弾きが面白い。個人的なコダワリなのか、それともエンドースメントなのか、KALAのウクレレベースで色々セッションす、と云ふのを次々とYouTubeに上げてゐる。フツーにベーシストとしてそこそこ上手い。で、時折歌うのだが、これもまた上手い。真剣にやってるやうにも冗談でやってるやうにも思へる。さういふスタンスってとても良い、と思ふ。

ワシもかくありたい。

11日(金)--------------------------------------------------------------------

就寝中、こむら返りに襲われる。

が、これがタマに、といふ話ではなく、ここ数日ほぼ毎日来やがる。こないだなぞ、「来た」瞬間に飛び起きた為に首までイワせてしまひ、踏んだり蹴ったり。人に色々訊ね、「こむら返りに良い」とされる事はすべてやったが、やはり起こる。寒くなったから、かと思ってゐたが、昨日の蒸し暑さの中でも、やはり起こる。もぅ痛くてしょーがないんだが、それよりイチイチ眠りが破られるのが腹立たしい。

これはやはり原因は足だけの問題ではなささうだな。調べてみるに、こむら返りの原因となる疾患は、腎臓の不全、糖尿、などが考へられるらしひ。なんにせよ、一度ちゃんと診てもらった方が良ささうだ。さういや2年以上血液検査もしてないな・・・。

けふは専門学校3コマのち個人レッスン、その後オリエンタルホテル:孤独な営業「吟」。けふは久々にガヤが多い。そんな事で気を散らすやうではダメなのだが、なにかけふはギターが全然操れなんだな。まだまだ精進が足らぬよシュウ。


3週目

12日(土)しーシュ週末遠征:九州編/福岡市赤坂ドリームボート------------------------------------------

ツアー車「にっち」で往くぶんには「最西端」、九州は福岡への旅路。流石に今回は高速を使います。

10月も半ばに差し掛からうと云ふのに、暑くてね。九州は意外に寒い、と云ふ経験値を信じるか・・・?ギリギリまで短パンで行こうか悩んだが、フツーのヅボンにす。一定のペースで走る長距離トラックの後ろに付け、同じペェスでのんびり高速を走る。週末ドライヴァーが激しく抜き去って行く。抜け抜け、どんどん抜いて行け。

ドリームボートはマスターの淳平さんふくめ、もぅけっこう長いお付き合い。しーなさんもワシも、それぞれソロやユニットで何度か訪れてゐるが、しーシュでは今回が初めて。ワシが前に来た時より、ビル壱個ぶん移動してゐる・・・つまり「移転」した訳やね(笑)。前は4Fだったが新店舗は1F。機材の搬入もし易く、通行人からも見え、良いかんぢ。

「音楽の街」福岡。云ふまでもなく、数々の著名ミュージシャンを輩出した土地。お客さんにもライヴの楽しみ方、に長けた人が多い。ぢつはワシ、これまで福岡であまり良いパフォーマンスが出来た事がなく、けふはそのジンクスを撃ち破らん、と挑む。最初の甚句で笑いが起こり、ユルく掴めたライヴは、その後も上手く流れに乗り、個人的には初めて福岡で納得行くライヴがやれた。諸事情あって、対バンの淳平さんユニットを間に挿み、3部構成にしたのも効を奏した、のかな?。

集客もまづまづで、良いライヴだった。初めて「ちゃんとした自分の音楽」を聴いてもらった淳平さんにも「イイネ」を頂き、ホッとす。

100年ぐらい前、「春秋楽団」のメンバーとして、年壱くらいでドリボに来てた頃、あのバンドは基本的に「現地集合+自由行動&現地解散」で、ひとりライヴ前後の博多をぐるぐる歩き回ったなぁ、と思ひ出す。

13日(日)しーシュ週末遠征:九州編/北九州市八幡デルソル-----------------------------------------------

けふはお馴染み八幡デルソル。福岡からは国道で1時間半くらいの・・・。

昨日思ったのは、九州に入った途端に気付く運転マナーの良さ。広い車線を一定速度で整然と走るジェントルな車達に感心す。ちょっとスペェスがあるとスグに割り込み、追い越しをかけて来る広島の運転マナーの最低さを、改めて認識。自らの戒めとしやう。

さてそんなかんぢで心穏やかに会場のデルソルに着。会場前で本日の対バン・・・てゆーか、メンバーとして含まれてゐるSwing Riverの面々と再会。彼らとは7月にも長門で一緒してゐるが、デルソルは「お馴染み」と云ひながら、16ヶ月の御無沙汰。けふも心して良いライヴを演りませう。

いつもここで演るときのやうに、Swing River(3人)→しーシュ→Full Swing River(5人)といふ進行。デルソルは「ソロとしてのワシ」を見知る人が多く、しーシュとしてのワシは逆に新鮮。ソロの曲、として通ってゐる「Dance」や「みんな月を見てゐる」なども、しーシュのナンバーとして聴いてもらへ、それを良しと受け入れてくれるファンの方々に、感謝。

Full Swing Riverもいつものやうに感動的に。けふも良いライヴだった。

そろそろこのバンドでもツアーしたいねぇ、と皆が口を揃える。うん・・・ホンマにね。したいねぇ、ツアー。まぁ実際、4人以上メンバーがゐるバンドで旅するとなると、本当に色々と大変だらうと思ふ。ウチら二人だから何処にでも出かけられる、と云ふのも、おおぃにあるのだ。でも、Full Swing Riverの5人で・・・さうだな・・全国のフェス系のイベントを回る旅とか出来たら・・・・。いつかは実現させたいよねぇ。

14日(月)--------------------------------------------------------------------

広島へ。

例によって運転マナーの良い九州→山口は一般道路を使ってのんびりと。飯喰ったら眠くなって、コンビニの駐車場で30分昼寝。その後は高速に乗り、広島に入った途端、一気にガラの悪くなる運転(苦笑)。なんでなのかね?。こげな狭い街で・・・、いヤ、狭い街&狭い道路だからこそ、みんなが抜け道や脇道を探して右往左往する挙げ句、こんなに運転が荒くなるのだらうか?。

まぁ、とにかく。無事故で帰って来た広島。我が街。

15日(火)--------------------------------------------------------------------

けふは即興トリオ「乱葛」のライヴ。

日中は専門学校。忙しくシワい火曜日だが、この土日の遠征で心と身体がリセットされたのか、かなり調子良い。このイキオイを駆ってライヴも。

けふの乱葛は、このユニットとしては初めて「台本」を使ってみた。茜ちゃんとオサムくんが「役者」として台詞を語り、ワシはストーリィの進行を確認しながら、いつもより「曲っぽく」。ノイズ系の音はあまり使わず、単音を組み上げるやうなかんぢでオーケストレーションを作って行く。即興には違いないが、その場で曲を作る、と云ふ作業に近い。全体的に静謐なかんぢとなった。

ゲストの羽鳥くん(前衛ライヴ生花)の参加が要所でアクセントとなり、けふも良いパフォーマンス。いちをう台本は「怪談」だったが、要所のコミカルな展開はこのトリオならではで、個人的にはそこに将来性を感じてゐる。もぅ、しかめっ面で演る即興はイィんぢゃないでせうか?。

連休明けのせいもあって、いつものやうには集客は奮わなかったが、終演後もお客さんがづっと残り、それぞれメンバーと談笑す、と云ふこのユニットの特徴は、成功を物語る。

乱葛でもツアーしたいね、と3人が一致。特に、それぞれ縁りの深い北九州などは、その気になればすぐにでも実現できさうで、是非半年以内にそれをやらう、と盛り上がる。一番最初に演った時みたいに、町中でイキナリ、てんでも良いな。夢は拡がる。

16日(水)--------------------------------------------------------------------

病院へ。

ぢつは此所数週間、右膝(から下)の痛みが結構シャレにならず、家にゐる時でも補助器具(サポーターの頑丈なやつみたいなの)を装着してないとイカン、みたいなかんぢだった。九州遠征も昨日の乱葛も、珍しく座って演ったのだ。

まぁ演奏はその方が集中力が増して良いのだが、大好きな散歩や登山、ヂョギングが出来ぬのはちょいといただけない。原因は、おそらく10年前の大骨折を起因とするものだらうが、これから先、この足をどこまで使えるのか、治した方が良いのか、を知る為にも、専門医のアドヴァイスを仰ぐ。

これがたいへんショッキングなことに、今後ランニングなど「走る」タイプの運動を避けるしかない、といふ診断結果が出てしまった。

膝関節のジョイント部分、下腿骨上部がギザギザに変型してゐて、素人目に見ても「これは痛い」かんぢになってゐた。10年前の手術後、「将来的に関節が変型するのは避けれぬだらう」とは云はれてゐたが・・。先生も『ここまでとは思はなんだ』と。治療の方法はなく、ただこの痛みをコントロールしながら今後の人生付き合ってゆくしかないのださう。

落ち込むワシに先生は『膝周辺の筋肉を強化する事で、痛みは抑える事ができるし、逆にさうやって適度に運動を続けて行かねば、歩行そのものも困難になる』と喝を入れる。風景を楽しみながら風を切って走る&歩く、といふワシの趣味はひとつ無くなる訳だが、落ち込んでゐてもなにも始まらん。できる限りのリハビリをやるしかない。

だが、47歳最後の日に、けっこうな現実を突き付けられたなぁ、といふ気はす。まァ・・・それも人生。

17日(木)--------------------------------------------------------------------

48歳になった。

てな訳で誕生日自分祝い企画「孤独なワンマンショー」@JUKE。

自分の企画でJUKEを使ふのは初めて。

これを企画した時、最初から「ノーマイクで演らう」と決めてゐた。この会場で、電気ベースと生の声で歌う、と云ふ・・・さういふライヴにしやう、と。

結果、たいへん面白い(自分には)ライヴとなったと思ふ。お客さんにも恵まれ、決して「孤独」ではない48歳最初のライヴを成し遂げる事ができた。

皆さん、ありがとう。

18日(金)--------------------------------------------------------------------

朝から専門学校。肉体的には昨日の今日でキツくはあるが、精神的にはハイ。

夜はしーシュのライヴ。旅のアニキ高田エージさんとのカップリングで演るのも、もぅ何回目かな?。エージさんとは今年すでに10回近く会ってゐて、広島に住んでるミュージシャンでも、此所壱年以上会ってない人もゐるのにねぇ、と思ふ。パーカスのてっちゃんこと小川哲弘も交え、賑やかしく。

けふのワシは、これまた昨日の今日で、完全に肩の力が抜けた演奏と唄で、あー良いのが出来たな、といふ印象。しーシュの出来としても、此所数日でベストの演奏で、完全に「陽性」のエージさんとの対比として、我々の脱力&内向的な世界を充分に発揮できた。てっちゃんに入って貰ったナンバーも白眉の出来。

我らには我らのオーラがあり、それは例えばエージさんのやうなハッピーな磁場で会場を巻き込み盛り上げる、と云ふスタイルではないけど、音楽職人としてシメる処はきっちりシメる、といふモノを、地味ながら演って行くしかない。それを認めてくれるリスナーが、少なからずゐる事を、本当に嬉しく、誇らしく思ふのだ。

けふのエージさんは、しーなさんを突然ステージに呼び上げ、イキナリ二人の世界(笑)。終始ゴキゲンにライヴを進め、リハでは4人で演った曲までふたりで演り出す始末。ワシはてっちゃんと『このままワシら呼ばれんのと違うか?』と懸念するほどの・・・。エージさん、終演後も『次回はしーなとエージで演ろうよ』と勝手に盛り上がってゐる(笑)。

本当にさうなっても良いやうに、心と身体を鍛えておこう。エージさん、お疲れ様でした&ありがとうざいました。

かうして書き出してみると、今週はライヴ週間だったのだな。週5本ライヴだった、といふことか。これが×4週として壱ヶ月20本。そのまま拡大すれば壱年で240本。それぐらいやればライヴだけで喰ってゆける・・・のかな?。


4週目

19日(土)--------------------------------------------------------------------

明日は蕎麦茶房「みん」にて、ザキ&シュウのライヴ。

マスター(ザキくんの父上)が「打ち上げには是非参加を」と云ってくれ、そのためにはどーすれば良いか、を検案。けふのうちに機材一式を搬入しておく。ツイデにほぼ2ヶ月ぶりに会うザキくんと、軽くリハ。ザキくん、長らく連絡も取れぬ状態だったが、ここん処体調を崩してしまひ、明日のライヴの出演も危ぶまれてゐた、とか。まぁ、なにが起きてもワシがカヴァーするから、気を抜いて演りなさい、とだけ伝えておく。

帰り道、箱入り2Lワイン、チーズ各種、イカの缶詰め、などをゲット。晩飯はワイン居酒屋。コタツで呑んでるうちに、昏睡。

20日(日)--------------------------------------------------------------------

その「ザキ&シュウ」のライヴ@みん。

色んな場所でライヴ演って来たが、蕎麦屋さん、てのぁ初めて。お客さんは床に座布団。25人くらいがゆったり座るスペースで、今週2本目のノーマイク。マスター「マイクなしで大丈夫?」と云ふが、こないだのJUKEでのノーマイクに比ぶれば、全然なんちゃない。ここは響きも良い。

定刻には、いっぱいのお客さんが集まり、ライヴスタート。広島、とは云へ、会場には見知った顔が誰も居らぬ、と云ふ状況。「梶山シュウとは何ぞや?」といふ雰囲気の中、まづワシがギター弾き語りでソロを2曲。続いてザキくんを呼び、ザキ&シュウでインストを5曲。ちょいと休憩を入れた後は、ベースの弾き語りで7曲。大ラスはまたザキくんを呼び、今度はベースとギターで1曲。シメて15曲!。まづまづのライヴがやれたのではないかな、と思ふ。こちらに映像(えらいピンボケですが)。

電気ベースと唄、といふスタイルを、奇異に感じさせずしっかり唄を聴いてもらへる、といふ部分をもっと極めなきゃな、と思ふ。今月はもぅ壱本ソロがある。そちらも。

打ち上げの為に昨日機材を搬入した、ので、けふは呑む。お客さんもほぼ全員残って打ち上げに参加。料理自慢の方々の振舞う各種つまみを頂きながら、結構本気で呑む。アマチュアの唄うたいの方も多く、軽めのエキストラ・ライヴのやうなかんぢにも。精神的にも落ち込んでしまってゐる、と云ってたザキくんも、元気にセッションに参加してゐる姿を見て、あぁなんかの役に立ったのなら・・と思ふ。音楽はまづ、自分を癒し力づけるものだ。

帰りは、同方向のお客さんの車に便乗して。楽器&機材は店に置きッパ(笑)。明日、取りに来やう。

21日(月)--------------------------------------------------------------------

昨日、置いて帰った機材を撤収しに「みん」へ。ワインに日本酒に、と結構呑んだが、全然残ってはおらぬ。

帰り、昨日のギャラで、晩飯の材料と、膝のリハビリに使うトレーニング器具、「にっち」のドライヴァーシートに装着する腰痛防止なんぢゃら、を購入。ヂョギングは出来なくなったが、ゆんべ女房に「ノルディック・ヲーキングにすれば?」と云はれ、あぁそのテもあるか、と思ふ。いづれ・・・ね。

「ヴァイオリンベースでビートルズを弾く、といふ事の、これまでとは違った面からのアプローチ」といふのに取り組む。今度の黒瀬町串小屋で演りませう。

22日(火)--------------------------------------------------------------------

専門学校。がけふは生徒の作品展(文化祭のやうなもの)のリハに費やされており、これの監督、と云ふ名目の見物。レッスンも仲々しんどいけど、見てるだけ、テのはホンマにしんどい。しかしまー演奏もだが、唄がヒドいな、どいつもこいつも・・・。ホンマにちゃんと唄えとるのは2人くらいしか居らんね。

その後レッスン。いま東京に滞在中のザヴザから電話があり、なかなか良いフレットレスベースがあったので買う、とのこと。豪勢な話である。まぁヤツなら技術的には問題はなかろう。ちゃんと弾きこなせるやうになるが良い。

その後FMラヂヲの収録。今回初めて「フリートーク」以外にも挑戦。だが、多分ボツになると思ひます(苦笑)。

23日(水)--------------------------------------------------------------------

週末のソロの為にスタヂヲ入りして選曲&練習。

だが、どーしたのか全然調子が出ぬ。歌詞は出て来ぬわ、声は安定せぬわ、指は動かぬわ、ループは上手く作動せぬわ・・・。あまりの調子悪さに、途中で切り上げる事も考へたが、意地で2時間モガいた、といふかんぢ。不安材料だけが残ったリハとなった。イカンねぇ。

まぁかういふ日もある。ケサラ、である。

24日(木)--------------------------------------------------------------------

昨日の自分を顧みて、午前中に集中して2時間ベースを練習。生徒用に作ったエクササイズを全部やると、だいたいそれぐらい。ふ〜、指が痛いわ。いつもは起き抜けにやるストレッチ&トレーニングを昼にやる。1時間くらい。

レッスン後、友人家族のお通夜に参列。もぅ式自体は終わってゐたが、焼香だけでも・・・と。葬祭場は既に「宴会」に移項しており、あぁ今夜はこの人達がここを「護る」のか、と思ふ。5月に親父が逝った時を思ひ出す。親父の棺の傍らで、夜通し本を読んだものだ。「遺体と同室」と云ふことに、なんの違和感も怖れも感じない不思議。もはや懐かしい。どぅか、安らかに。

その後、しーシュのリハ。しーなさん風邪気味で、喉がツラさう。逆の立場で同じやうな局面を、何度も助けてもらってゐる。明日は安心してワシに任せられよ。

が、夜半、帰宅して飯喰って風呂入ったら、急にものすごい寒気に襲われ、寝たら寝たで暑さに苦しむ。あれ?。

25日(金)--------------------------------------------------------------------

けふは居酒屋椎修。早めに起きて食材を仕込む。体調は、なんかよぅ分からんビミョ〜なかんぢ。ハッキリした風邪の兆候はないのだが、時折強い寒気を感じたり、活動してると、フイにくらっと来たりす。熱があるやうな感じではないが、本調子でない、ことは明らか。

それでも日々は回る。まづは専門学校3コマ。のちしーなさんを拾い、フライングキッズへ。

これがしーなさんがワシの上を行く絶不調で、声がほとんど出ない状態。「嗄れてハスキー」で流すには、ちょいと心配になるくらいのレベル。長年一緒に演ってるけど、彼女がここまで喉を傷めてゐるのは初めて見る気がす。まぁそこはツインヴォーカル・ユニットの強み、いくらでもカヴァーしまっせ。

けふもまた大入り満員の居酒屋椎修。ライヴを始めるまでの2時間は、ほぼ休みなしに鍋を振り、酒を出す。けふなど、直前まで焼うどんを作ってゐて、壱曲めにはまだ指が震えてた(笑)。しーなさんの声はこの時点でももぅ限界に来てゐて、それならば、とほぼ全曲ワシが歌った。ワシとしては、しーなさんの不調を上手くカヴァーするつもりだったが、客観的に見ると多分『ベーシストがひとりで張り切ってゐるデュオ』みたいなかんぢになってたんぢゃないかな?。あ"〜、駄目だねぇ。

ここまで声をコントロール出来なかった事に、しーなさん自身が最もショックを受けてゐた。長く演ってりゃこんな事もある・・が、ワシらこれで生きてゐる以上、さういふ事では済ませられぬ部分もある。こんな事は「あるべきではない」のだ。

それに、なんつってもけふワシが強く実感したのが、やはり「しーなとシュウ」といふユニットは、二人が歌いあってナンボ、のデュオなのだ、といふ事。もとはソロシンガー同士のデュオ、とは云へ、やはりお客さんは「しーなとシュウ」として歌う椎名まさ子と梶山シュウ、を求めておられる。

それを感じずにはおれなんだ。色んな意味で、学び多き壱日、であった。しーなさん、お大事にね。


5週目

26日(土)東広島市黒瀬町:串小屋ソロ--------------------------------------------------------------------

黒瀬町は「串小屋」にてソロのワンマン。

店の名前見た人が『焼き鳥屋でライヴするんね?』と思ふやうだが、この串小屋、ギターのリペアショップであります(笑)。前回が7月に演ったばかりなので、早い再訪。あん時は、翌日に100mも離れてない別の店でもソロを入れてて、曲の振り分けやらを熟考したもんだ。けふは壱日なので、二日ぶん歌おう、と勝手に決めた(笑)。あまり深い意味はないが、けふが今年111本目のライヴ、になる。

けふの(自分的に)変わりダネとしては、ライヴの冒頭をギターの弾き語りからスタートし、アンコールもギターでシメたこと。それと中盤に、ヴァイオリンベースでビートルズのカヴァーを演った。まぁヴァイオリンベースはビートルズを弾く為にあるのだから、それ自体は珍しくないだらうが、「弾き語り」する人はあんまり居らぬであらう、て事で。

集客は、前回ほど盛況ではなかったが、皆さんぢっくりと聴き入ってくれて感謝。

けふは店主オクボさんが、ループをPAに送って云々、のシステムを考へてくれており、それを試して演ってみた。・・・う〜む、申し訳ないけど演りにくかったなぁ。出音もデカすぎる気がした。以前、同じやうな演り方を試した時もさうだったのだが、やはりこの演り方(ソロ&ループ)って、唄とベースの音量をこっちで制御できないとシンドイ。「出したい」音よりむしろ「出したくない」音の方が、存在が大きいのだ。次回はそこが改良点だな。まぁお互い妥協案を見つけながら回を重ねてゆけば良い。

打ち上げでは、お客さんとの間に、立続けに恐ろしいほどの昔の縁が発覚し、激しく感動。何度も立ち上がって握手を交わす、といふ場面が生じた。音楽を演り続けてゐると、本当に色んな事がある。ワシは幸運な事に、づっと「現場」に立ち続けて来れた。その事が、最近になってワシを、ある種の「生き字引(笑)」のやうにさせてゐる事が、本当にオモロい、と思ふ。みんな、流れて行くのだ。

ワシも流れやう、もっと。

27日(日)--------------------------------------------------------------------

前回同様、串小屋の弐階倉庫に泊まらせてもらふ。「オバケが出る」とか聞いてちょいとアレだったが、まぁえぇわ、と普通に寝た。朝方ものすごい寒いので目が覚めた。オバケは特に出ず。

秋晴れの日曜日。朝の寒さはこの快晴のせいか。ドライヴのつもりでのんびり帰る。ちょいと昼寝して、夜はオフクロの誕生日を祝う会食に、女房と出かける。79歳になったオフクロ、それと同居してゐる寡婦の姉貴、成人して東京で暮らしてる姪っこ、ウチの女房、とワシ。気が付けば見事な「女系家族」の中に、男ひとりのワシ。まぁ、皆さんお健やかに。

車で行ってたので、会食では酒飲めず。帰りにワイン買って帰り、家で呑む。

28日(月)--------------------------------------------------------------------

しーシュ「デスクワーク・デイ」。まぁ要は「小鉢:其之壱」を製産する作業。在庫がだいぶ少ない・・・てゆーか、もぅほとんど残ってないので、年末にかけての「商品」を量産する。「有限会社椎修(笑)」の生産部門、てとこかね?。

それぞれのパソコンをスタヂヲに持ち込み、メディアを焼き、盤面に絵を描き、また焼きぃ・・・をひたすらやる。当初は「初回限定サービス」て事で描いてゐた盤面の墨絵だが、なんか好評なのでそれならば、と全部に描く事にした。まぁ墨絵、っつったってたいした絵ぢゃないし、色んな色の筆ペンでささっと描くだけなんだけど、それでもこんだけ続けてると、やっぱりスキルが上がってくる。喜んでいただければ幸い。

夜はそのまま「椎名まさ子と執事フライデー」の仕事に。いつものオリエンタルホテル・NYカフェだが、ステージの配置が変わり、ちょいと面喰らう。まぁ今後はこれで演るのだらう。慣れるしかない。お客さんは多くはなかったが、けふはなんかえらぃ演奏に熱が入ったな。もぅほぼライヴのやうなパフォーマンスだった。

日中は生産、夜は演奏、と、正しい「音楽産業的壱日」そのものであった。滋賀の笛吹き山田さとしでないが、『毎日、こんな事やって暮らせたらえぇなぁ』。

29日(火)--------------------------------------------------------------------

忙しくシワい火曜日。

生徒達を見てゐて分かったが、今のこの世代の子らって、微妙に無礼、と云ふか失礼、と云ふか、他者に対しての、まず先んじるべき作法、が備わってない気がす。それを思へば、あの、ウザい小娘集団----握手券だの総選挙だの、さういふずっこい商業性より何より許容出来ぬ、あのへたくそな唄と踊りで時代を席巻してる、と勘違いしてゐる-----あの栄系微意、とかいふ集団のメンバーが、時折身の程知らずの「失言」をやらかして問題になってゐる、のも分かる。悪気の有る無しは別として、結局「教養がない」てのは、さういふ事なのだ。

まぁ、どぅでも良いですけどね。

30日(水)--------------------------------------------------------------------

広島では本当にひっさしぶりの、しーシュ・ワンマン@府中町Lala music。別に「広島ではやらない」とか思ってる訳でもないんけど、ナニカと機会が、ね。

けふのlala musicは、過去帳を調べてみたら2006年に出演して以来。まだ「しーシュ」を名乗ってはおらず、今で云ふ椎名&フライデーに近い形での出演だった。しーなさんはその後も何度かここで演ってるやうだが、ワシはその時以来。相変わらず、ガラスとコンクリの融合した建物がオサレだ。100年ぐらい前には、この近くに住んでたりもしたんよなぁ。

さて本番は、常連筋のお客さんで満員。9割が女性。ここで行なわれるライヴそのものが、一貫して何処かフェミニンな印象が強く、聞けば「男のヴォーカル」がフィーチャーされるのは、けふのワシが初めてなのださう。なるほど・・心して歌わねば、ね。

それがあったから、といふ訳でもないのだが、けふは終始『丁寧に歌う』といふのを心掛けてみた。ここん処のライヴが、ちょいと技巧・・・といふか「リック(小技)」に走って歌ってる、やうな気が、自分でしたので・・・。いつものナンバーもフェイクを極力避け、しっかり歌い込む、といふスタンスで演ってみた。

結果として、たいへん良いライヴが演れたやうです。

個人的な賞賛もいただいたが、しーなさんのソロを聴き慣れてゐるお客さんから、『デュオが想像を遥かに越えて良かったです』と云はれたのが一番嬉しかったね。正直あんまり期待してなかった、とも(笑)。キタンない意見、ありがとうざいます。それはしーシュとしての評価だからね。嬉しいです。

(しーなさんが)忙しくて、あんまりリハの時間も取れないんだけど、なんか、良いライヴができるデュオ、になってきたやうだ。打ち続くライヴと旅がワシらを確実に鍛えてゐる。あとは、まぁ、少ぅしだけ『地味』から脱却できれば・・ね(笑)。

さぁ次の広島ワンマンは、12月23日のクリスマス祝会@PICOだ。あっちは曲数も多いし、飯も作らねばならんし・・・、頑張りますよ。

31日(木)--------------------------------------------------------------------

数年前に死んだ従兄弟の形見分け、として貰ったGパンの中に、たいへん好きなのがあり、どーもそれはリィバイスの「504」といふタイプのものらしひ、と。それがだいぶくたびれた(てゆーかボロボロ)ので、ぢゃあ同じ504を新しく買う事にした。

が、現行の504は微妙に違うらしく、今のと同じのを欲するなら、それは中古、となる。ここん処、中古のGンズをよく買ってるのだが、案外悪くないもんだ、と思ふ。昔は「服の中古」てのに、何処か抵抗があったが、今はそげな事気にしてもしゃぁない。ので、通販でゲット。

まぁしかし、中古とは云へさすがに「ビンテージ」と云ふだけあって、結構なお値段しやがった。


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