しーなとシュウ

マキシ・シングル第弐段

小鉢:其之弐

収録曲:亀の庭、羽の記憶、ハイギョ、Ke-ra-ma/全4曲

好評を受けて、しーシュ・マキシシングル第弐段。

前作のマキシは、それぞれのソロと対外用の楽曲を集めた、いわば「番外編」集だったのに対し、今回はライヴの人気曲をセレクト。

しかもしーシュの「暗黒面」(笑)をクローズアップするかのやうに、4収録曲中3曲(正確には3曲中2曲)が五拍子、といふ意地悪な選曲。マキシ恒例の「サービストラック」にはライヴでも前例のないインストゥルメンタル(カラオケではなく)を収録。ある意味、かなり冒険的な作品となりました。

継続して活動してゐるユニットとして、ライヴやツアーは勿論の事、定期的に作品も発表して行こう、と云ふ意識の元に2014年を踏み出したしーシュの、最初の一歩。是非、お手元に一枚!。専属カメラマン「チョッケンさん」の美しいジャケット写真も見事です。

前回、サービス兼シャレで入れたカラオケは、『唄えん』『難しい』といふ御意見を参考に、今回は廃止(笑)。ライナーにはワシの書き下ろしイラストを載っけてサービスとさせて頂きます(サービスにならんか?)

ライヴで演り慣れてゐる曲ばかりなので、レコーディングはたいへんスムースに進み、そこに録音ならではの臨場感をどぅ加えるか、を主眼に進めてみた。例によって各種パーカスを操るワシですが、先日、名ドラマー上原ユカリ裕氏に『ダラブッカが上手い』とお誉め頂いたのに調子づき、真面目に練習して臨みましたよ。

通常価格は¥1000。通販価格は送料込みの¥1300

亀の庭 男女が代わる代わるメインの唄を取り、それ以外はフルハモリ、と云ふたいへんウチららしい壱曲。もとは「テイク5」を意識的にパクったアレンジだったが、パっとせんのでしばらくお蔵入りの後、復活。五拍子、といふ難易度理解度ともに高めの楽曲なのにポップな印象が強く、ライヴでの人気が高い。が、よぅ聴き込むとぢつに阿呆らしい唄でもあるのだ。さぁ聴き込もう!。
羽の記憶 一度だけツアーで訪れた沖縄は慶良間諸島:座間味島の印象を、しーなさんが歌い上げた珠玉のバラード。まぁ素晴らしく美しい島々と人々で、『楽園』と云ふにふさはしい場所であった。これを先にしーなさんが書いたので、ワシはもぅ良からう、と思った。
ハイギョ 環境破壊や隣国とのトラブル、政局のふがいなさや日常への不満、を、結局誰も直視してないんよねぇ〜、といふのを唄いたかった。「ハイギョ」といふテーマはづっと前から持ってゐて、どのやうな関連づけで発展させるか、しばらく看過してゐた曲でもある。地球温暖化、をテーマにしたところあっさり結実。
Ke-ra-ma (instrumental) 上述、羽の記憶、をインストで演奏。それを壱発録りしてみた。オーヴァーダビングなし。ライヴでもこのやうに演った事はないのだが、唄デュオであると共にピヤノベースのデュオでもある、といふ処に、あえて立ち返ってみた、といふ仕上がり。歌詞がなくとも座間味の色を感じていただければ本懐。