立春(2月4日をピークにその前後の15日)

いやぁ、行ってきましたよ、東京。

まぁあと一本、地元のライヴをやって全部ツアーが完結するんですがね。

だからまだ気を抜いていいわけではないんだけど、凄く楽しかったです。

でもね、今回、色々あってね。いや、悪いことがあった訳ぢゃないですよ。とてもいい事があったんですがね。

大人ってのはつらいね。

手放しで自分の朗報を喜べないってのは何なんでせうね?。

今回、凄く出来が良かったんですよ。マミもかをりもすごい気合いの入りようでね。特に二日目のかをりのドラムなんてすげぇのなんの。ゲストを入れたりしたんだけど、それが全く霞んじゃう位のテンション。あぁオルカも良いバンドになったなぁ、と思いました。

ワシはね、オルカの為ならなんだってやりますよ。万が一マミとかをりが金銭的にどんづまりになったって、2人のギャラを肉体労働で稼ぎながらだってやって行きたいと思ってますよ。だからこの日のライヴはすごく嬉しかったんですね。東京でやれた、とかそんなんより、この2人と最高のライヴが出来たって事がね。

でも、その2人に云われちまったですよ、「東京に残れ」って。

今回、ワシを檜舞台に引き上げてくれる為に頑張ってくれたんですよ、あの2人は。

オルカはバンドです。ワシと、マミと、かをりがゐて初めて成立する共同体です。他の誰でも駄目なんです。でもそのオルカを動かしてるのはワシなんですね。それは綺麗ごとぢゃない事実。それがリーダーといふものです。ひとりひとりがリーダーだ、なんて云ってるのは、結局責任逃れしてるだけなんですね。誰かが引っ張って行くものなんですよ、バンドってのは。オルカがウケればワシの評価も上がるんです。

で、今回色んな人に「東京へ来なさい」って云われたんですよ。オルカは認められたんです。

でもね、個人的に東京に来いってのは以前から云われてた事だし、それが少し増えただけの事で、言い方は悪いけどワシにしてみれば大した事ぢゃない。だからそれだけなら動ずる事なく、気分良く居れたでせうね「ワシは広島でイイ」と。オルカが活動できるのは広島。オルカでやれないなら、いくら仕事が在ったって東京にゐる意味はない。だから広島にゐるんだ、と。

でもね、それをマミとかをりに云われたら別です。

それはやらないといけないんです。ワシはあの2人の為なら何でもやらんといかんのです。リーダーとして。彼女らのシリを叩いてきた人間として。彼女らの気持ちに答えんと、今までの自分が嘘になるんですね。オルカそのものが嘘に。

彼女達の気持ちは嬉しいけれど、それはすごく切ない事で、でも答えなくちゃいけんことなんですよね。ワシはね、盛り上がる打ち上げ会場の片隅で、彼女らを抱き締めて不覚にも泪を零してしまいました。こんなに嬉しくてこんなに切ない気持ちは初めてです。

だから少しづつだけど始めてみることにしました。

東京でやってみます。

ワシはこう見えても結構責任ある仕事をやってゐる身。それをいきなり全部捨てる事はできません。それに、ワシは謙遜する訳ぢゃないけど、どーしても自分がそれほど大層なタマだとは思えんのですよ。だから少しづつです。弱腰で卑怯なやり方かもしれません。でも、やれるだけやってみます。もちろんオルカは続けますよ。どんな形になってもね。マミとかをりに嫌われるまでは。

東京に呼んでくれたBARAKAの皆さん。ライヴハウスのスタッフ。東京で関わりあった全ての人達。宿を提供してくれた川島とりょーこ。オルカに参加してくれた知野。一緒に行ったシヴァとシバ。その他もろもろ、お世話になった人達に。勿論、送り出してくれた妻にも。そしてなにより素晴しい仲間、マミとかをりに。この場を借りてお礼を申し上げます。どうもありがとう。愛してるよ。

野を歩め 山を越え 河を下り 海を渡れ
それでもなを 届かない高みが この世にはあるのだ

手をかざし 水を受け 傷口を潤して
そこからなを 沸き上がる痛みを お前のいしずえに

お前と
お前を愛する者が
自由に翔べるやうに
お前自身を磨け


2月7日


いやぁ、今回東京ツアー編をまとめるの必死で日誌まで気が回らなンだわ。

仕事休んでる間にたまってた雑務をこなしたり、なにより久しぶりに現場に復帰してみたら、レッスンのカンが掴めんのでやんの。オルカのライヴもあったし、まぁ結構忙しい一週間でした。

HP見た人から早速色んな意見があったりしてね。結構無責任に『(東京に)早く行け』といふ人も多かったな。『すっぱり捨てて行ってもイイ』のださうだ。大きなお世話だよ。妻や子供(生徒)ある身でそう簡単にいくかってンだ。

まぁその話は置いといて・・・・。

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2月と云やぁあなたバレンタインですねぇ。

毎年毎年ようもああまでアホをやるな、と思える下らん商戦であります。まぁワシは甘いものが好きなので、もらえる分には全く異存はありませんが、あれが何かの基準のやうに云われてしまうとねぇ。メディアの下らんさは今に始まった事ではないけど、ホントにテレビは頼むよ。頼むからもう少しマトモな仕事してよ。

先日女房に「男はチョコを貰った貰わんで自分の評価を気にするのか?」と尋かれました。例えば男同士で「アイツは今年もいっぱい貰ってる!」とか「アイツより俺の方が4つ多く貰った!」とか、さういう事を気にするのか?といふことですな。

ワシに限って云えば、そんなの思った事もないっすけどね。でもさう思うやつも居るのかもしれませんがね。

ワシはね、何故か貰える年とさうでない年とに異常なギャップがあるんですな。例えば去年は10コ以上貰ったのに、今年はゼロ、とかね。別に交友関係が激変したわけでもないんですがね。この歳になれば貰うのは100%義理以外のモノはない訳だから、別に貰えなんだからといって落ち込みやしませんが、この開きはなんだらう、とかは思いますね。逆に、こっちが義理を欠いてたかな?とか、さういうコトを心配したりしてね。

先日ライヴ前に色々買物をしてるときに、かをりが「シュウさんバレンタイン近いけぇ買ったげるよ」と云って装飾の激しい高いやつを買ってくれやうとしたんですが、ワシはオーソドックスなチョコが好きだもんで、一枚¥100そこそこの板チョコを買って貰いました。ありがとね。

なんにせよタダで貰えるのは嬉しい事ですな。ワシは単にさう思いますよ。

でもホントにメディアが取り上げてるやうな、ネクタイや香水とセットになってるやうなのとか、¥10,000以上するやうなゴヂバのやつとか、自分にチョコつけて「どうぞ」なんてのはやめなさい。どーせ菓子業界に踊らされてる祭りなんだから、あんまり必死になってるのは滑稽ですよ。まだ包みチョコをレイにして首にかけるくらいの方がシャレとしては上等ですな。

ちなみに、貰う数を気にしたりはしませんが「この娘はくれるだらうな」と思ってた娘から貰えないと、正直少し戸惑いはしますな。

あとね、ウチのオヤジは定年退職(65歳)する年まで、会社の若い娘やさうでない女性らから、けっこう一杯貰って帰ってましたね。あれは、いいな、と思いますよ。で、ちゃんとホワイトデーのお返しをしてましたよ。さういう律儀な処がモテたんだらうな。

2月16日


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