11月


1週目

1日(金)--------------------------------------------------------------------

11月になった。今年もあとふた月・・・。

久しぶりのライヴもリハもない金曜日。日中はシワく専門学校→個人レッスン。

こないだ、ある還暦過ぎのミュージシャンのスケヂュールを拝見する機会があったが、なんと、誇張でなく「毎日」!。60歳過ぎてライヴを毎日!。見れば12月の末に3日ほど空欄があるだけで、あとはホンマに全日ライヴ!。年間350本くらい演っておられるさうだ。ほぇえ〜!!。

この境地に行きたいか?と訊ねられれば、ワシは『行きたい』のだ。あぁ行きたいとも。

あと約10年後、自分がさうあるためにナニカを捨てねばならぬ事があったとしても、その境地こそが、恐らくワシの求むる「人生の成功」なのだと、今は思ふ。

その為に今を生きねばならぬ、やうな気はしてゐる。

2日(土)--------------------------------------------------------------------

梶山シュウプリゼンツ:弐人会×3、といふイベントを主催。久々のジモカフェにて、アコギ弾き語り&電気ベース、といふデュオ3組を引き合わせ、その内容のバリエーションを楽しむ、と云ふ構想であった。が、これが完全に企画倒れ。いや、ライヴの内容自体は、各ユニット渾身のパフォーマンスで、文句のつけやうがない素晴らしさだった。

だが、まったくお客を集められなかった。かつて自分が打ち立てた企画の中でも、最低動員を記録してしまった。これはひとえに主催のワシの力不足。ただただ自分の企画力、牽引力のNASAを悔い、反省するしかない。参加してくれた新旧の友人ミュージシャン、旅の途中に参加してくれた若手ユニットにも、本当に申し訳ない事をした、と思ふ。

かういふ失敗って、ホンマに堪える。

3日(日)--------------------------------------------------------------------

昨日の失策を象徴するやうに、朝から冷たい雨。

さういやけふは広島国際平和マラトンの日だ。「晴の特異日」といふ事でこの日になってゐるらしひが、タマにこんな年もある。ワシも一度、大雨の中出場して、まぁそれなりにオモロかった記憶があるなぁ。「走る」と云ふ行為そのものが出来なくなった年に雨、といふは、これまたナニカ・・・。ランナー達に良き走りがあらむことを。

壱日中雨が降り続く。久しぶりに作曲に没頭。「星をめぐる旅」といふのが完成。

4日(月/祝)--------------------------------------------------------------------

アフリカン仲間モミジくんからの誘いで、熊野町「トモビオパーク」といふ処に、遥かブルキナファソからのトラディショナル楽団「KOBAKO」を見に行く。2年前に同じ場所で、やはり国際色豊かなイベントがあり、それも大変オモロかった。今年も大いに期待して往く。気温は低いが良く晴れた空の下、「野外音楽祭」と銘打たれたイベント。

地元のコドモらの祭太鼓や郷土芸能やらが出るらしく、観客の大半はそれ目当ての高齢層。まぁこの世代を巻き込んで、の企画なのだらうが、贔屓目に見ても、自分らの町内会、学校内でよぅやく・・・といふレベルで、またそれがけっこう長くて(苦笑)、あの中に自分の子供か孫でもゐればまた違うのだらうが・・・、ちょいとキツかった。

その後に出た日本人のアフリカン・チームも、扮装までして他所の国の音楽を演ってる割に、そこにだいぶ個人的な主義主張がちりばめられてゐて、これもツラい。

よぅやく出て来たKOBAKOの音楽は、それぁもぅ素晴らしいの一言。ホンモノの持つ力強さ。8人の楽士が吠え、奏で、叩く、そのすべてが「音楽」として見事に国境を越えてゐる。途中で雨が降り出し、やむなく中断。場所を移動して屋内での第弐部も盛り上がった。あのまま野外で最後までブッ続けてゐたら、どんなクライマックスになってゐただらうか?。いや〜素晴らしい。

前回に引き続き、モミジに良いものを紹介してもらった、といふかんぢ。

しかし、動員はさておき、主催のツメの甘さ、が随所に見れたイベントでもあった。観客の協力もあって、なんとか屋内に場所を確保できたが、雨天の場合の速やかな会場の移転を念頭に入れてなかったのは明白。公民館で使うやうなお粗末なPAは途中から機能せず、結局MCも唄も演奏もマイクなし。お世辞にも、上手く進行したイベントとは云へなかったのでは?・・・。と自分の企画を倒したワシが云ってもネ。

行きと帰り、こないだ結婚式を挙げたばかりのダビッド&よーこ夫妻をエスコートした。ワシとよーこちゃんの「ゆるゆるアフリカノス(現在活動休止中)」にダビのジェムベと、藤井政美のサックスかなんか加えて、なんか演れたらオモロいのだらうが・・・といふ発想が浮かぶ。

まぁ自分の企画を倒すワシが企画しても・・・と弱腰のワシ。

5日(火)--------------------------------------------------------------------

忙しくシワい火曜日。

土曜日以降ベースに触ってない。ので、シャレで『けふは生徒には自習させて自分の練習をしやう』とつぃったーに書いた。したらホンマに生徒が来なんだ。へっへっへ、かういふのが「拡散」されて「炎上」するんだらうねぇ・・・。こんなんがモトで学校クビになったりしてね・・・。

専門学校3コマ→個人レッスン1コマ→FMの収録。けふもフリートーク以外(ま原稿です)に挑戦。採用されるか『もぅやるな』と云はれるまで、やります(笑)。

FMのスタッフに『シュウさんって、日頃なにやって暮らしてるの?』と訊かれた。どーも私生活、といふのが想像しにくひらしひ。自分的には、ライヴがない時なぞ誰よりも家庭的な日々を送ってゐると思ふが、さぅいふ浮き世離れした雰囲気を醸し出してゐるのだとしたら、それは良い。

6日(水)--------------------------------------------------------------------

『替え玉無料デー』なるサービスを有するラーメン屋がある。

もぅ今のワシにはラーメンなぞ一杯で充分、なのだが、タマにさういふ日に店に入ると、やはり若者で溢れてゐる。けふなど隣にゐた兄ちゃんは、ワシが一杯を喰ふ間だけで4回、替え玉をしてゐた。スマホ片手に飽くる事なくひとりの食欲の世界に没頭する姿からは、青春の飢餓、なぞ微塵も感じられず、ただただ「意地汚さ」のみが醸し出されてゐた。

博多っ子にとってラーメンの替え玉は常識だが、彼らは一回だけ替え玉をし、チャっと喰ひあげてパっと帰る。その潔さが「粋」なのだ。食べ物には、さういふある種の「矜持」のやうなものがある。手で握って手で喰ふ寿司、とか、鉄板を汚さぬやうに喰ふお好み焼き、とか・・・・。

まぁ、好きなもんを好きなやうに喰ってナニが悪い?と云はれれば、それまでのハナシだが。

7日(木)--------------------------------------------------------------------

椎名まさ子&執事フライデー@オリエンタルホテル。

けふは初回のステージが貸し切りで、ナニカの団体さんのパーティーが入ってゐた。通常このパタンって演奏そっちのけで大騒ぎ、てのが多いのだが、けふのお客さんは、まるでワシらをゲストに迎えたかのやうに、神妙に聴き入ってくださった。壱曲壱曲に大きな拍手が起こり、リクエストも控えめながら的を突いた選曲。かういふことって、なかなかないのだ。ワシらも熱が入り、ほとんどライヴのやうに演奏した。

続く2回のステージも、イイ感じに進行し、けふは良い営業だった。が、しーなさんの喉の不調は割と深刻で、けふで10日近く不調が続いてゐる。この人の不調がこんなに長く続く事は珍しい。ワシが知る限り、ステージで咳き込む彼女を見たのは初めて。大丈夫か〜?。

まぁしーシュの活動以外の仕事も多く、全然休めてないみたいだし、治らぬのも無理はない、といふ気もす。『しーシュが無理をさせておるのだ』といふ声もあるのかもしれない・・・・(苦笑)。お大事にね。

8日(金)--------------------------------------------------------------------

専門学校→ライヴ観戦。

ちょうど生徒達に、先輩は勿論、後輩や同僚のライヴにも、できるだけ足を運んでやると良い、のやうな事を話した後だった。ビッグネームには簡単に諂うのに同僚のライヴには全く顔を出さぬ、といふ人も多いよね。それではイカンよ、と。

で、ワシは「The 着物団」ライヴ。けふの会場はいつものJUKEではなく、宇品はBlie Live。広いステージでどんなライヴを展開するか、を期待込めて見る。相変わらず会場の音響はよろしくないが、みんな仲々頑張っておった。ステージが広くなればなるほど、メンバー間の精神的距離が如実に表れる気がするね。誰が誰を頼りに演奏してゐるか、が明白。それを思へば、「バッキングに徹する」と決めて臨んだライヴの方が、お客さんからの評価が高い、てのも分かる気がす。

頑張ってるチームを見ると、こっちも頑張る気になるね。来年初頭(2014年1月4日)はさっそくウチらとカップリングだ。よろしくですよ。

いつも着物団のライヴでは、突発的に飛び入りをする事になるのだが、けふは会場の関係もあって流石にそれはナシ。見てる間にワイン×2とビール×1、終演後、河岸を変えてジン×1、とけっこう酔っ払っちったぃ。まぁ、金曜日やから。


2週目

9日(土)--------------------------------------------------------------------

こないだフと新作が出来た。夜道をチャリで走ってるときに捉えたメロディをもとに、『罪を犯して服役中の恋人の元に慰問歌手としてやって来た女性』といふシチュエーションで書き上げてみた。童謡のやうなかんぢ。『星をめぐる旅』と命名。

そしたらけふまた新作の断片を捉える事ができ、ポポっともぅ壱曲完成。こちらには『しはすはすすむ(師走は進む)』と命名。

今年は曲が出来んナー、と思ってゐたが、これでなんとか4ツ。「豊作だ」と思ってゐた去年だって、よぅ数へてみたら5ツ程度のもの。職業作曲家て訳でもないし、壱年でこのくらい作れれば上々、かな?。まぁ「ギャラを貰って作る」となったら、また違うスィッチが入ってバリバリ書くんだらうけど・・・。舞台「Tip Hotel」や「うつせみ商会」など、ホンマにばかすか書いたな。

10日(日)--------------------------------------------------------------------

友人のレコ初ライヴ、を観に行く。

広島の音楽仲間が一同に会してゐる、といふかんぢの会場。この人脈も、彼女の人柄の為せる業、であらう。決して「上手な唄」といふ訳ではないが、これほどの人が彼女を応援してゐる、といふ事に、素直に感動し、祝福と激励を伝えたいライヴだった。色んな意味で「こなれてない」感は否めないライヴではあったけど・・・。

ワシは途中で会場を抜け、オリエンタルホテルにて孤独な営業「吟」。常連Hさんご夫妻はじめ、音楽に集中してくれる客層で、たいへん演りやすかった。すぐ傍らにゐたアベックが、「おぉ、懐かしい!」とか「来た!」とか、選曲にいちいち反応してくれるのも楽しかったな。良いソロステージでした。

この仕事用に、と、壱年前にエレガットのギターを入手し、昨今づッとそれを使ってゐるのだが、ここに来てまた「欲しいギター」を見つけてしまった。それがまた「買えないこともない金額」で・・・・ありゃぁ〜〜〜、どーしやうかねぇ・・・・。

11日(月)--------------------------------------------------------------------

津軽三味線の「のすけ」こと河野一志とリハ。12月にまた一緒に演る事になったので。

最近、このテのセッションの時に、自分をどーいふニッチに持って行くか、を迷わぬやうになった。無理な自我、を出そうとするから駄目なのだ。その音楽がなにを欲してゐるか、に素直に従ひ、そこで自分ができる事を最大限に演る。まぁそしたらワシのバーイ、ベースだけでなくループやら声やら他の小物やら色々やる事にはなるのだが(笑)、まぁそこはホレ。

しかし寒い日だったな。一気に秋が深まり、冬がそこまで来てゐる、といふかんぢ。

12日(火)--------------------------------------------------------------------

シンガーソングライター「種ともこ」さんの広島ツアー、の前座をしーシュで務める。

種さん、マネージャーも付けず、ひとりで旅道具と物販品を担ぎ、電車を乗り継いで旅してるんださう。楽屋に現れた姿なぞ、まさに「バックパッカーそのもの」の格好(笑)。恐らくワシより年上だらう女性に失礼な言葉だが、たいへん可愛いらしい。また朗らかで気さくな人柄も好印象。ウチらのリハ風景も熱心に見学され、ループにおぉいに興味を持っておられた様子。

集客は奮わなかったが、毅然と歌い込み、引き込むステージには感動。それぞれの唄も、フェミニンではあるけど力強く優しい極上のポップ・ソング。カヴァーのセンスも素晴らしく、約壱時間、まったく飽きる事なく聴き込む事が出来た。アンコール終了後、一旦楽屋に引き上げても5分で普段着に着替え、物販コーナーに駆け付ける姿もお見事!。「甘えてないプロの姿」をとくと拝見させて頂きました。

昨日に引き続き寒い壱日。ベース担いで前カゴに機材積んでチャリ移動、だったが、家まであと100m、てところで雨が降り出し、チョイ濡れ、で帰宅。あー寒い。

13日(水)---------------------------------------------------------------------

御贔屓、ジョナス・エルボーグの一番新しい録音、といふことらしき音源を入手したのだが、ヤラレた!。『ジョナスが参加したテイクも入ってる』作品だった。それでも他のがオモロければ納得もできるが、どこが曲間なのかも分からぬやうな退屈なフリー・ジャズで、「えらい長い曲やな」と思ってるとCDが終わってる、みたいな。

そしてジョナスが参加してる2テイクも、その必然性は皆無。むしろその2テイクのせいでアルバムの統一感も薄れてゐる、といふエェ処なしの作品。この人って、著名なミュージシャンの割に、節操なく色んなセッションに顔出すから、タマにかういふハズレを引いてしまふ事もあるのだ。しかし、それをジャケットにデカデカと載せるのは宣伝側のアザトさ。まんまとしてやられた、て訳だ。

14日(木)--------------------------------------------------------------------

居酒屋椎修・霜月の巻。

けふはこの為に壱日を使える日で、朝から料理の仕込みに励むワシ。長らく提供して来た「サバ・だ・えせニック」をやめ、新たに「エビ・だ・マサラ」を開発。寒い季節なのであったかいモノを、ね。

いつものやうに準備→開店したが、けふはユルい来客。カウンターが埋まり、ボックスが1〜2、といふ「普通の居酒屋」てかんぢ。これもまた一興。此所数回、満員御礼で厨房てんてこ舞い、ライヴ直前までフライパン振ってる、みたいなかんぢからしばし脱却。カウンター越しにお客さんとのんびり話ができる。

ライヴもその流れを汲み、ユルくえぇかんぢで。なんかそんな気になったので、1st〜3rdアルバムまで、それぞれランダムに1曲づつ選んで演る、みたいな事もやってみた。テーマ「米の音楽」も好評。個人的には、けふはワシが2曲もピヤノを弾いた。新曲「星をめぐる旅」も初披露。大入り満員、ではないが、けふも良いライヴ。御来場いただいたお客さん、ありがとうざいました。

けふはフラキズ下のカレー屋「デリシャス」でカワちゃんがバイトしており、同ビルの1F2Fでぱんぱかトリオが働いてゐる、と云ふたいへん楽しい図式であった。我ながらなんかエェかんぢの事をやってゐるな、といふ気はしてゐる。

15日(金)--------------------------------------------------------------------

専門学校3コマ→個人レッスン3コマ。

専門の卒業生であるザヴザが、けふからワシの「フレットレス専科」を受講。なんか、遊びに行った旅先の楽器屋でフレットレスを見つけ、衝動買いして来たらしひ。自分のピッチの悪さに辟易してゐるさうで、まぁその辺を中心にレッスン。ヤツの事だから、その点さえクリアできるやうになれば、案外ひとかどのフレットレス弾きにはなれるかもしれん。まぁ頑張りなさい。

なんかえらぃ疲れた壱日だった。寝不足なのだらうかねぇ?。日中アクビばかり出てやれぬ。明日からまた週末遠征。8ヶ月ぶりの萩へ!


3週目

16日(土)週末遠征:山口編「萩市エスカイヤ城門」--------------------------------------------------------------------

お馴染み週末遠征。萩は今年の2月以来の来訪となる。長門市にしょっちゅう行ってた頃、萩市は「通過する場所」だったので、道筋は馴染み深いが、ひとつ辻を曲がれば、そこはまだ見ぬ「山陰の小京都」。こんな雰囲気の良い街にご縁が出来たのは嬉しいね。

けふあすのライヴの仕掛人は、よりたゆり☆バンドのリーダー「タッパチさん」こと、山本立哉さん。対バンもよりたゆり☆バンドの皆さん。これが実力派の集う大人のバンドで、歌謡曲や演歌をジャズアレンジで歌う、といふ。この「ジャズ加減」がなかなかホンマもんの味わひで、そのムードに触れ、ワシらも良い「気」を頂ける。こらぁ頑張らねば。お客さんの年齢層はけっこう高め。直前まで、どんなかんぢで行こうか悩む。意外にかういふ処、悩むワシなのです。

まぁ結果として、いつもの甚句から始め、井戸端会議のオバチャン口調のMCがおぉいにウケ、良いかんぢに進めたライヴだった。こないだ府中町のlala musicで年齢層高めの御婦人にもウケた、といふ経験が、あまり縮こまらずに演れた要因かもしんない。色々やってみるもんですね。結果的にたいへん良いライヴとなった。みなさんありがとう。

けふのライヴは、数年前にしーなさんがタンゴ・ユニットのツアーで此所に来た事から端を発し、様々な人のご縁が繋がって、しーシュとして此所に帰って来た、といふかんぢのものだった。タンゴを歌うしーなさん(どっちかてーとフォーマルでエレガンス)を聴いた方が、しーシュの音楽を聴いて、さらにしーなさんのファンになる、と云ふ最高の図式も生まれたやうだ。しーなさんの流れがワシをもここに導いてくれた、のだ。

打ち上げはエスカイヤ城門の一流料理を頂きながら。この打ち上げがまたジェントルで好ましい。

宿がまた変わってて、『展望露天風呂23:30まで』とあり、おぉこれは嬉しい、と行ってみると、なんとバルコニーにバスタブが3ツ置いてある、といふ(笑)。まぁ確かに「展望」の「露天」で「風呂」ではある。看板に偽りはナイ。当然、入りました。気持ち良い〜。

17日(日)週末遠征:山口編「宇部市プチカフェ・アンジュラ」--------------------------------------------------------------------

ワシの部屋には「ダーツ」がかかってゐたが、しーなさんの部屋には「知恵の輪」が置いてあったらしひ。やっぱり変な宿(笑)。

さてけふは、宇部市の町なかにある、猫カフェ、ならぬ「犬カフェ」。アンジュラといふお店でのデイライヴ。タッパチさんの妹さんがやっておられるお店ださうな。「猫カフェ」は分からんでもないが「犬カフェ」とは・・・?。どんなのかいな、と思ひつつ訪ねて行くと、普通の民家を改装したカフェの床に、ホンマに犬がごろごろ居る、といふ(笑)。これがまたみんなエェわんこ達(猫もゐる)で、店に人が来ると一瞬吠えるものの、その後はお客の近くに座り、絶妙に邪魔にならん距離を保ちつつ、甘える、と云ふ。まさに「セラピードッグ」のお店なのだった。

これは楽しい、とばかりにライヴを準備。

住宅街のど真ん中だし、わんこの事も考慮に入れて、ちょいとおとなしめの選曲で、約1時間。昨日ほどの手応えはなかったが、まぁ良いライヴだった。ほぼ初めてのお客さんにも気に入って頂けたやうで。犬達は演奏が始まるとソファに転がって、最終的にはよぅ寝てゐた(笑)。

けふもタッパチさんを始め、ゆりさん、ゆりバンドの皆さん、華麗衆の小田よーねん・・・。色んな人が協力してくれた。良き人達の良き思ひに支えられて旅をしてゐる、と強く思ふ。その思ひに応えるべく、良き音楽を続けてゆかねばならぬ。みなさん、ほんとうにありがとうざいました。

そしてやはりそれは、ワシひとりの力ではなし得ない、とも思ふ。しーシュだからこそ、これが出来てゐる、といふ思ひを忘れず、その上でさらに「個」を磨く、のだ。

18日(月)--------------------------------------------------------------------

津軽三味線の「のすけ」とリハ。

こないだリハ後に色々語った事が、一志の心に「来た」やうで、色々と吹っ切れた、と云ふ。その言葉通り、こないだのリハより演奏に迷いがない。かうなればこちらも演り易い。こたびは、彼の定期ライヴにゲストとしておぢゃまするのだ。それも踏まえ、常連さんに「なんやコイツは?」と思はれぬ働きをせねば、ね。

リハは一志の家で演っておるのだが、至近距離で聴く太竿の響きは流石に凄まじく、鼓膜に直接バチバチ来る。これに比ぶれば電気ベースなど脆弱なもんだね。

19日(火)--------------------------------------------------------------------

旅のシンガー伊太地山伝兵衛さんの訃報を聞いた。15日に亡くなられたらしひ。

2008年の夏のソロ旅の際、四国は今治でご一緒させて頂いた。渋みのある声とギターで「ジャズのコード感覚で日本語のブルーズを歌う」といふ事に抜きん出た人だった。メジャーに籍を置き、著名なミュージシャンからもリスペクトされつつ、自らバンを運転し、年間200本くらいのツアーをこなしてゐる、といふ話を聞いてゐた。

お世辞にも愛想の良い人ではなく、この時も打ち上げでちょっと話をしたくらいだが、前座の若者が、ワシを「けふのもうひとりの前座」と紹介してしまった事を受け、トリ(メイン)の自分がステージに出た時には、『三番めの前座、伊太地山伝兵衛です』とMCしてくれた。さういふ優しさと気遣いもあるお人だった。

御冥福をお祈りします。

20日(水)---------------------------------------------------------------------

しーなさんがゲストとして参加してゐる、モダンタンゴ五重奏団のライヴを見に行く。

上記の、ウチらと萩市のコネクションは、このバンドのツアーから始まったもの。「ピアソラ・タンゴ・ナイト」と称し、会場のJUKEは早いうちから2デイズSold outぢゃさうな。ほぇ〜!すごい人気バンドだねぇ。タンゴを唄うしーなさんを見るのも初めてなので、保護者のやうな気分で(笑)観戦。

タンゴとは云へ、ピアソラだけに一筋縄では行かず、決して「聴きやすい」タイプのものではなかったが、全員の「ピアソラへの敬愛」がヒシヒシと感じられる、良いライヴ。インスト部では、コントラバスをフィーチャーした壱曲の完成度が印象に残った。ヴォーカル部ではしーなさん流石の華々しさ。適度な茶目っ気とお色気を取り混ぜながら、下手すれば「発表会」ぽくなってしまひさうなライヴを、上手くまとめておった。

満員の会場では、色んな人と久しぶりに顔を合わせたりしたが、ギターの徳チャンこと徳武正和とはホンマに久しぶり。ワシが居るのを見ると思ひの他喜んでくれた。奇しくも、彼がけふ使ってゐたのと同じギターを、いま買おうかどーしやうか迷ってゐて、その手応えなども訊く事が出来た。徳チャンも頑張ってゐる。同い年。

帰り、フライングキッズに寄り、常連さん達と少し呑んで帰る。女房は今夜から大相撲九州場所に出かけており、3日間ののんきな独り身の夜、なのである。

21日(木)--------------------------------------------------------------------

三代目春駒&梶山シュウ、旅のサーフロックトリオ龍麿3(りゅうまろ・スリー)を迎え撃つライヴ@studio DUCK。

ひょんなご縁からカシラが企画する事になったけふのライヴだが、なんと偶然にもパーカスの上原「ユカリ」裕さんは、来年しーシュが企画するライヴのゲストだったり、龍麿さんも高田エージさんと繋がりがあり、ワシの名前など知っておられたりして、たいへんハッピーなコネクションの流れ。旅する人達は繋がるねぇ、ホンマ。

まづワシらが45分くらい。まぁいつものかんぢ。これまでのカシラは、ワシとのデュオとFar east 〜とでは、何となく「別物」の意識を持ってゐたやうだが、けふの処はFar east の縮小版。いつもは3人で演ってるバックを、ワシひとりが演る、てかんぢ。まぁ出過ぎず引っ込まず、良い仕事が出来たのではないかな、と。

続く龍麿3の演奏は、彼らの開放的なオーラそのままの、爽やかで男っぽいアクースティック・ロック。上記の二人に加え、サウスポーのアップライト・ベーシスト(初めて見た)大沢イットさんもばんばんに唄い、見事なコーラスワークも。いいねぇ。ちょいとMCが長くて、折角の勢いが止まりがちなのが惜しい気がしたが・・・。

さてワシはダブルヘッダー。たいへん申し訳ないが、しーなさん(お客)とともに、盛り上がる会場を後目にフライング・キッズへ。けふはお馴染み佐藤弘之さんのバースディ・ライヴ。ワシが着いた時にはもぅだいぶ進んでゐて、ワシらで最後のセット。すぐにセッティングして、そのままライヴ始め。サトさんはしーシュのナンバーを演らせてくれやうとしたが、ワシらは全面的にサトさんをバックアップ。佐藤弘之+しーシュ、といふトリオで、40分くらい演る。これが素晴らしい出来。会場もおおウケである。

ワシは春秋楽団時代から、サトさんの曲は20〜30メモリィしてゐて、けふもその本領発揮。辞めて10年近く経つけど、まだ憶えてるもんだねぇ。会場からも『なんでシュウさんてあんなに曲憶えてるの?』と声が・・・(苦笑)。アタマが悪いから、記憶に磨きがかかるだけです。

チャリンコでの会場移動によるダブルヘッダーはそれなりに疲れたけど、たいへん楽しい夜だった。皆さん、お疲れさま。

22日(金)--------------------------------------------------------------------

チャリでの会場移動&行き帰り30分づつ+ライヴ2本+空腹、のせいか、気が昂って仲々眠れず、しかし金曜日は専門学校を寝過ごすとマズい。仕方なく3時過ぎて導眠剤を使用。どーせこんな時間まで起きてンだったら、もぅちょっと呑んで帰ればよかった。

な訳で、専門学校。その後FMの収録。さらにその後、個人レッスンをひとり。なかなか忙しい壱日だった。

寝は足りてないハズなのだが、けふはあんまり眠くはならなんだ。21時頃、帰宅。女房は今夜まで福岡。ワシは明日入れ替わりに岡山へ旅立つ。のんきな独り身さいごの夜は、自宅でひとり呑み。つまみはサーディンと映画。これもまた一興。てゆーか、かういふの大好き。


4週目

23日(土)週末遠征:吉備路編「岡山ORiON」-------------------------------------------------------------------

弐週続けての週末遠征。今年3回めの岡山オリオン、これも今年3回めとなる「だいふく」とのカップリングである。

ポップトリオ「だいふく」の進化は目覚ましく、年始に初めて共演した時はフツーに上手いカヴァーのバンドだった。が、2回めの夏に会った時には、試行錯誤で作り始めた、といふオリジナルのクゥオリティの高さに驚き、3回めとなる今回は、もぅ立派な「オリジナルを演るトリオ」に変貌を遂げてゐた。ぬぅ〜〜、うかうかしとれぬな。

で、ワシも今回のオリオンに間に合うやうに、新曲「星をめぐる旅」を仕上げた。歌詞にオリオンといふ言葉が入るので、是非ここで演りたかったのである。

だいふくの目覚ましい進化に刺激され、ワシらもおおぃにヒートアップ。長時間運転して来た直後、ではあったが、すんなり演奏に入る事が出来、これがまたたいへんリキみの抜けた良いライヴ。毎度良いライヴのできるオリオンだが、けふも記録更新!の出来であった。満場のお客さん、ありがとう。

新曲の出来もまづまづ。ベースの要らん曲なので、今後どーしやうかな、と(笑)。けふのところは鍵盤ハモニカを吹いて茶を濁したが・・・・。

だいふくとのリレーションシップも最高で、たいへんハッピーな良いライヴとなった。が、ちょいと不穏な出来事(出演者やお客さんとはまったく関係ない所で)もあり、手放しで喜べないのは残念だった。両チームともパフォーマンスの内容が良かっただけに、返す返すも、残念。

夏同様、だいふくの「おとーさん」こと朝井裕二のお宅にお世話になる。ゆうじの可愛い奥方が拵えてくれた常夜鍋(美味!)を肴に、3:00まで打ち上げ。お土産に持って来たワインを自ら全部呑んでしまふ、といふダメ中年デュオでありました。

24日(日)週末遠征:吉備路編「津山フォーク酒場たる」--------------------------------------------------------------------

夏におぢゃました時には、『このおっさんおばさんはナニ?』みたいなかんぢだった朝井家のふたりの娘も、だいぶワシらに慣れてくれ、一緒に朝飯。一宿一飯のお礼としてはアレだが、居酒屋椎修の大将として壱品ほど鍋を振らせていただいた。子供らにも好評で、嬉しい。

さて、これも昨年同様、吉備路の二日めは津山へ。だいふくのあかり(唄)みき(鍵盤)のお膝元「たる」。前回のライヴがたいへん盛り上がり、お店のホスピタリティも相まって、好印象しか残ってない場所だ。今回もエェのを演らねば、ね。

けふは完全なツーマンで、だいふくの演奏もたっぷり聴けた。これが昨日にも増して素晴らしいパフォーマンスで、ぬぅ〜ホンマにワシら頑張らねばヤバいね、としーなさんと語る。特に「Dance」や「砂に泣き」など、ワシらの旅の唄に触発(あかりチャンはかつてバックパッカーだったのださう)された、といふ「星空バス」といふ曲には、ちょいとヤラれさうな気配も・・・・。ヤヴァいねホンマに。

気押されぬやうにしながら、後続。まぁワシらもなかなかの唄を演る事は出来た。途中、ミキ&しーな(ピヤノ連弾)や、親父叔父そして娘(ツインベース+唄)などのセッションタイムも設け、これがまた楽しくオモロい。ゆうじは今を去る事20年前ころ、ワシの自宅までレッスンを受けに来てゐて、その時も、レッスンと云ふよりは二人で弾き比べて遊んでる、みたいなかんぢだったが、けふのツインベースはその時以来の「合奏」。唄のあかりチャンそっちのけで弾きまくるおっさん二人!(笑)。

昨日に比ぶれば、ちょいとワシが上滑りだったかな、といふ気はす。やはり「星空バス」にヤラれたのかな?(笑)。

それでも、夏と同じくダブル・アンコールとなり、ワシらも少々ぐったりするまで演りまくった。素晴らしいライヴ。「津山最高!」といふMCが自然に出る。津山の皆さんありがとうざいました。だいふくの3人もありがとう。

あかり&ミキの御当地、と云ふ事で、次の吉備路編は、まづこの「たる」を満員にしやう!と一致。「タル・マンタン計画」といふ事で(笑)。

25日(月)--------------------------------------------------------------------

本来、帰広に充ててゐた日だが、専属カメラマンチョッケンさんから打診があり、ツイデにスティール撮影をしながら帰ってはどーか、と。毎年、この時期にまとめて撮る写真が、各方面様々に使えるので、ほぼしーシュの恒例行事である。

そはオモロい、と賛同。途中の地でチョッケンさんと合流。次々と場所を変えて撮影しながら車を走らせる。あいにくの雨だったが、それをも逆手に取って手腕を奮う「光の魔術師チョッケン」(笑)。実際、雨にけぶる無人駅や光る路面、霧に霞む山並など、晴の状況下では絶対に撮れないやうなナイスな背景で撮れた。

そしてワシらは夕方には広島に着。

長いツアーは色々なかなか難しいが、かうして週末を利用した遠征ができるなら、それもまた良い。

26日(火)--------------------------------------------------------------------

こないだからまたクロマティック・ハモニカの練習を再開してゐる。

まーァ、やればやるほど難しい楽器だ。「感覚的に弾く(吹く)」といふ事から、これほど距離のある楽器も珍しいのではないか。しかし、これの名手トゥーツ・シールマンスなどは、譜面の読めない音楽家としても知られてゐる。楽典的に音楽を理解する、といふ事ともまた違うやうだ。アレコレ吹いてみて解析するに、結局『パタンの連なりが見えるかどーか』ではないか、と。キィ的に云ふと、吹きやすいのはF、意外に吹きにくいキィはGと判明す。

まぁいづれ何処かのライヴで、壱曲ぐらいこれをフィーチャーしたパフォーマンスが出来れば、拍手は大きめに(笑)。

27日(水)---------------------------------------------------------------------

づいぶん昔に作って、壱度も再現した事のないインスト曲「かごめ」。これのおさらいを演る。しーシュで演らうと思ってね

所謂(自分史的に)「変拍子全盛期」の作品なので、我が曲ながら全く理解出来ぬ(笑)。7/8、9/8、3/4、4/4、5/8・・・・、なんぢゃこりゃあ?。ベースパートを浚い、リズムにハメて演奏できるやうになるまで2時間もかかっちまったぃ。まぁ良い練習にはなった。

この時代、書き溜めた中には、結構気に入ってる曲もあって、なんかの形でちゃんと発表しておきたいな、とは思ってゐる。バンドでこれを演るのは流石にもぅ面倒臭いから、まぁ可能性があるとすれば、プログラミング、かねぇ・・・?。ロック的に、ではなくて、なんかディジタル+電気ベースみたいなかんぢで・・・。誰かプログラミングしてくれんかね?。

28日(木)--------------------------------------------------------------------

お江戸の仲間、夫婦トライバル・ポップデュオ「じぶこん」を広島に招くしーシュ・プリゼンツ。

ひょんな縁から友達となり、まづはソロで絡みはじめ、そこにしーなさんも加わって、すでに各所での共演も重ねる事多数回。今では彼らもワシが居れば「一緒に演って」と云ってくれる「音もダチ」だ。旅の多い彼らだが、意外にも広島は初めてだと云ふ。ワシらの仲間にも自信を持って紹介できるデュオだけに、早くから宣伝を展開。フタを開けてみると会場のPICOにはひと癖ありさうな(笑)お客が集結。割と開場すぐに満席となり、ワシらもホッとしながら先発のしーシュ。

ここん処忙しくて、全然ふたりのリハが出来ぬのだが、そのぶん本番が多く、スキルはそこで鍛えられてゐる。唄も演奏もMCもほぼ「完璧」の出来だった。

後発のじぶこん壱曲目が終わった途端、大きな歓声と拍手が起こり、ワシらも「よっしゃ!」とガッツポーズ。2曲めからはもぅワシが参加。3曲め以降は完全に「じぶこん&しーシュ」といふプログラムで、終演後多くの人に『コラボぢゃなくて、もぅ完全にバンドでした』と云ってもらへた。

じぶこんはそのスピリチュアルな民族的音楽性と、ゆぅこリン(唄、その他)とタケポン(ギター)の脱力キャラのギャップもまた楽しい。今年の春には彼らの家で「合宿」してレコーディングと近隣ツアーを敢行した。今年の楽しい出来事の筆頭に挙げられる体験だった。その辺の話など折り込みながら一気にエンディングまで。満場のお客さんも大満足の素晴らしいライヴだった。皆さんありがとう。

週はじめの「だいふく」と云ひ、じぶこんと云ひ、良き仲間達と良き相互関係が築けてゐる、と思ふ。感謝。

29日(金)--------------------------------------------------------------------

けふはじぶこんのもぅひとつの顔「虹の戦士」としてのライヴをサポート。

今回彼らは、じぶこんのふたり+坂口火菜子(朗読)のトリオで「虹の戦士」ツアーといふ事で各地を回ってゐる。このトリオも素晴らしいのだが、ワシらとしてはやはりじぶこんのミュージシャンとしての魅力をたっぷり紹介したかった、といふ事もあり、あえて昨日のライヴを企画した。んで、本来の虹の戦士としての企画はアフリカン仲間である川本マキちゃんにお願いした。けふのワシらは「サポート」といふ事で脇役に徹する。

冒頭、じぶこんとしてのライヴが30分。休憩を挿んで虹の戦士。

その虹の戦士、としてのライヴも見応え充分なパフォーマンスだった。カナダ・インディアンにまつわる精霊の物語。驚いた事に火菜子ちゃんは、壱時間以上に渡る物語を完全に記憶してゐる。この時点でもぅ「朗読劇」とは違ったものになり、会場となったカフェ・まーくるの独特な雰囲気とも相まって、見る側もぐっと物語の世界に引き込まれた。じぶこんのふたりは効果的に音と唄を挟み込む。終盤、物語が終わったタイミングで、客席にゐたしーシュがフと立ち上がり、ステージに進み、演奏に加わる、といふエンディングも、見事な演出だったのではないか。

結果として、このやり方で2デイズに振った事は大正解で、ワシらとマキちゃん、それぞれが望む形でじぶこんの良さを紹介できた、と思ふ。火菜子ちゃんに壱日休憩してもらふ、といふ意味でも良かったのではないか、と。なんせ壱ヶ月に渡るツアーだと云ふので・・・。

じぶこんのふたりは勿論、火菜子ちゃんも、一緒にゐてまったく気を使わずに時間を共有出来る不思議な感覚。けふも空き時間なぞ5人でコタツ(楽屋にあった)に入り、飽くる事なくだらだらと談笑してるうちに壱時間ぐらいあっと云ふ間に過ぎてしまふ、といふ・・・。魂の友達、やね。

良き2日間でした。ゆぅこリン、タケポン、火菜子ちゃん、この後も良い旅を。またどっかで一緒に演りませう。

30日(土)-------------------------------------------------------------------

ゆんべは流石によぉ寝てゐたらしく、今朝も珍しく9時まで寝呆けてゐた。けふ明日と、久しぶりに土日が完全予定なし。ライヴウィーク後のオフは嬉しい。

昼の間は早めの年末の買い物で、久しぶりのホゥムセンターへ。各部屋の電灯とか電池とか、さういふの。ツイデに、まぁその器機周辺の掃除。夜はこれも久しぶりに女房と外食。打ち上げや打ち合せで使って気に入り、女房を連れて来てやりたいな、と思ふ店もいっぱいあるのだが、なかなか出来ずにゐる。けふはせめて・・・。

インド料理屋でコースを喰ひ、洒落たバァでカクテル。まだバスも電車もある時間帯だったが、歩いて帰る。良い休日。


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