12月


1週目(ツアー明けの日常)

1日(月)-----------------------------------------------------------------------------

ぐっすり眠ったつもりだが、やはり朝7:00に目が覚める、朝型人間の性。まぁえぇか、とヂョギングす。

来年3月までに引っ越しをせんければならん事になって、嗚呼ここを走るのもそれまでなのだな、と思ふ。18で家を出て以来、下宿に4年、社会人になって一人暮らしで6年、結婚後も3年で2回引っ越しをして、今の処に移って9年目。考えてみれば、生家を別にすれば一番長く住んでるのだな。気が付けば結構デラシネな人生。

旅の間に届いてゐた音源。グェン・レはベトナムのギタリスト。先進的なジャズからベトナム民謡のバックまでこなす奇才が、アラブのダファー・ヨゼフ(Vo,oud)、パオロ・フレス(tp)と組んだトリオ作品。ギターとウードとペット!?。と喰ひついたのだが、蓋を開けてみたら精密なプログラミングに乗った、アンビエントなクラブジャズ風。な〜んだ、といふかんぢ。

悪くはないんだが、どーせならこの3人オンリーのアンサンブルとか聴きたかったよなぁ。

2日(火)-----------------------------------------------------------------------------

旅の間に届いてゐた音源其の弐。エディ・ハリスはサックス奏者。名曲「フリーダム・ジャズダンス」の作曲者として有名な。電気ベース、ドラムスとのトリオによるライヴ盤なのだが、なんと全9曲中、4曲でしかサックスを吹いてない、といふ(笑)。で、あとは何してるかってぇと、唄ったり叫んだりピアノ弾いたり。これが滅茶苦茶にオモロい。

電気ベースも、フレットレスでガンガンにスラップしてたりして強力。このドライヴ感はSoe'sの目指す所だなぁ。このテの音って、90年代に入ってから、だと思ってゐたが、なんとこれは88年の録音。はぁ・・・。やるヤツはこんな前からやってたんだねぇ。

マサミに『エディ・ハリスってどうよ?』と訊くと『ん〜』と微妙な反応。

3日(水)----------------------------------------------------------------------------

不動産屋に行く。若い兄ちゃんと娘っこが応対してくれる。不動産屋も変わったもんだ。この際だから中心地に近い所に住むか、とか色々と検案したのだが、やはり予算内で中心地に近い、となるとくそボロか激セマかどっちか。どーしても郊外、といふ事になる。住む所にあんまり高いカネ払っても、ねぇ。

んでなん軒か見て廻ったのだが、ワシは正直、全部気に入った。で、ワシが決定するなら、多分その中で一番安い所を選ぶのだらう。つくづく思ふに、ホンマにワシはかういふのどーでも良いのだな。ので、考察の深い女房の意見を尊重して決める事にした。結果、今よりちょっと高く、ちょっと狭く、ちょっと都心に近く、といふ物件。まぁ所詮賃貸。『終の住処』を決める訳でもないし・・・。

なんかこの調子だったら、人生であと2〜3回引っ越ししさうな気がするなぁ。まぁ、それもまた良しか。

4日(木)-----------------------------------------------------------------------------

今年は年末にかけて結構忙しい予定。大きなプロジェクトが幾つか同時進行してゐるし、27日から29日までの連続ライヴで、ようやく演り納めだ。忘年会の方が先に終わってる、てパタンだな。その代わり、て訳ぢゃないんだらうが、1月の予定が今の時点で全く白紙なのだ!!。こはあまりよくない。Soe'sのレコーディングでもするか、と今思った。

レッスンの帰り、Razzのリュウ君夫妻に会った。今年は彼等にづいぶん世話になったな。彼のお陰で、今年だけでも、相当に興味深い人達と交わる事が出来た。大した男だ。かういふ人のチカラで、繋がってゐる人の輪、ってあると思ふ。来年もよろしくね。

いつの間にか雨が降ってゐて、冷たい雨に打たれながらチャリで帰る。明日にはこれが雪になる、とか。本格的な冬の到来だ。

5日(金)-----------------------------------------------------------------------------

アパート取り壊しに基づく退去命令のせいか、此所数日カタキのやうに大型ゴミが出されてゐる。みんな大慌てなんやろなぁ。にしても1Fにゐる2世帯なんか、多分今年の半ばくらいに引っ越して来たんぢゃなかったけか?。お気の毒に・・・・。まぁ他人事ではないのだが・・・。

夜は来週末に迫った「劇魂」のリハに。このテの舞台ものの常として、しきりに台本が変わる。今回も大幅な変更があり、ホンマに憶えられるんかな?といふかんぢ。なかば即興とは云へ、「入り」や「切り」のタイミングなど間違えたら、かなり恥ずいぞ。

玖島雅子、高橋さいこの両ダンサーが、ワシの「あやかし」に、セクシーでダイナミックな振り付けをしてくれてゐる。オモロい。全体的にわりと前衛が強めの演目なので、「どーせならワシも白塗か銀粉塗くらいしまひょか?」と云ふと「是非」と云はれ、引っ込みがつかんくなってしもた。

銀粉かぁ。スティーヴ・ヴァイがPVでやってて結構カッコ良かったんだが、ワシがやると山海塾なんぢゃないの?。


2週目

6日(土)-----------------------------------------------------------------------------

ロゥミステルのアサミちゃんが参加してゐるCheers Orchestra のコンサートに行く。ウチから歩いて2分の安佐南区民文化センタァ、の大ホール。ホンマに素人の楽器好き&音楽好きが集まって作った、純粋なアマチュアビッグバンドだった。さぞや今夜の打ち上げは盛り上がるんだらうな、と思はしむる、アットホームなコンサート。音楽って、ホンマはこれで良いのだよな、と思ふ。

ロゥミステルでは鍵盤を担当してゐるアサミちゃん。ここではパーカス&ドラムスで、遠目にもその萌えっぷりを披露してゐた(笑)。

夜は、女房とその友達がやってゐる「8時間耐久カラオケ大会」に参加す。始めの方こそ、馬場俊英のBoys on the runとモンキーマジックのTogtherを唄ったが、あとはいつものやうにひとり大演歌大会。天城越え、ブルーライト・ヨコハマ、川の流れのやうに、冬の蛍、伊勢佐木町ブルース・・・・。しーシュのリハをやった後だったが、女唄でもまだバリバリに歌えるぞ(笑)。

ようし来年は「イヨマンテの夜」にチャレンヂだ(笑)。

7日(日)-----------------------------------------------------------------------------

Tip hotelの総合リハ。けふ初めて「音楽部」の全員が顔を揃へた。

音楽部分の細部を確認するリハが2時間。ダンス、演技も交えて、細かく停めながら全体を通すリハが5時間。いや〜長い!。細かい!!。正直、ワシら純粋な音楽屋、しかもライヴ派の人間から云はせると、『そこにこだわりますか?』と疑問に思ふ部分が多い。思はず「そこは適当で良いんぢゃない?」とか云ひたくなってしまふ。

「見せる」人と「演る」人・・・ステージの上に描いてゐるビジョンが、かうも違うのだな、と思ふ。

既に長い拘束時間だが、さらにダメ出しを含む最終会議が3時間。「音楽部」は此所で解放されたが、「ダンス部」は多分その後も残ってやってたのだらう。ホンマに大変なショウである。成功させんといかんね。

もう日付けは変わってゐたが、ワシはその後、PICOの「ござしきなげせんライヴの会」に出演。ループなしの完全ベース弾き語りで、4曲唄ふ。飛び入りにも1曲参加。けふは「よさこい」や「落語」、ヌンチャク・パフォーマンス(カシラ)まであったらしひ。なんとまぁディープなライヴだ。笛吹きヤスオによる、かなりアブナい「赤いスイートピー」は抱腹絶倒の嵐だった。

全部終わって、家に帰ったらもう3時。は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

8日(月)-----------------------------------------------------------------------------

けふは「劇魂」のリハ。広島市青少年センター、といふ処を使った。ここの大ホールで、ギター弾き語りのソロを唄ったのは、たしか16歳の春。当時から既にボロで、正直、まだ建ってたのか、と思ふ。相変わらず使ってない部屋や廊下の電気は全部オフってある、といふケチケチぶり。

「Tip hotel」とは全然違うタイプの舞台だが、こちらもリハを重ねるごとにあれこれ要点が変わり、それに応じて音楽への要求も変わる。それはエェんだが、「あれもこれも」と盛り込んでしまふとこちらの焦点がボヤけて散漫になるよ、とアドヴァイスす。事実、ファーストインプレッションで演った1回めのリハが一番、音楽的にはシンクロしてたと思ふ。

「見せる」人と「演る」人・・・・・。難しいね。でもオモロい。

9日(火)-----------------------------------------------------------------------------

けふは「中野木元そして梶山」のリハ。レパートリィも出揃い、けふが弐回目にして最後のリハ。『どう弾こうか』と真剣に考えるチカラさん。この真摯さが広島のファーストコールたらしめてゐる処なのだな、と実感す。でもまぁベースが参人も居るんだし、1回のライヴの命なのだから、あんまり深く考えてもしょーがない。『ピッと感じてヴァーッと弾いて』と云ふ。それでIt's OKよ。

パイグがツアー以後、「化けた」やうな気がす。オモロくなってきた中野木元そして梶山。

引っ越しに際し、要らぬものを処分する方向で考え、もう随分長い間聴いてない「カセットテープ」を思ひ切って全部ゴミに出す。夫婦で段ボール5ツぶんくらい在った。この調子でヴィデヲテープも処分しやう。やはり長く聴く事のない「レコード」も売りに出すつもり。これからは「抱え込まない人生」を目指す。

10日(水)----------------------------------------------------------------------------

「劇魂」最終リハ。照明や音響との駆け引きや、出掃けのタイミングなど、入念にチェック。ワシらは「ソロの集合体」といふスタンスの出し物で、基本的に演者はAs you likeなのだが、他団体では「走る」か「小走り」か「早足」かでモメてゐる。そんなんイキフン(雰囲気)でえぇぢゃんか、と云ひたくなってくる。

けふはウチら、本番に向けて髪型に気合いが入ってゐた。玖島、高橋両ダンサーがブリーズを編み、良江チャンが赤に染めた。ので、ワシは金髪にす。

しかしまぁアレだね。リハばっかり演ってると、ホンマに疲れが貯まるねぇ。

11日(木)-----------------------------------------------------------------------------

「劇魂」本番。早い時間から会場入りしてゲネプロ、返しリハ、またゲネ、と・・・・疲れる。こんな途切れ途切れで演っちゃあ引っ込みするより、3時間連続のライヴを演る方が、まだ楽だな。小劇場なので舞台裏も狭くて、裏方さんも大変だ。

ワシらTear dropは、正統派のヒューマン劇、ブラックなコメディ劇、の間に挿まれた、かなり前衛的なパフォーマンス。「女性の一生」と云ふのをテーマにした展開劇だ。決めどころは多いが、要所要所に即興があり、4人それぞれの感覚で演じ、舞い、演る。劇中の音楽(唄)から効果音に至るまで、全部ベース壱本で演る、といふのがワシの役割。まぁライヴにゃ違いないんで、緊張感は別にない。

例によって開場前、その辺をぶらぶらしてたら、なんと中学校ん時の同級生(♀)と会う。チラシを見て『これはあの梶山か?』と思ひ、見に来てくれたらしひ。おそらく30年ぶりくらい。いっひゃ〜〜〜〜〜!!、しかしお互い基本的には変わってない、のかな?。『あの頃の仲間は?』と訊かれ、ワシはもうしばらく地元に帰ってなくて、それでなくとも少なかった友達も、全然音信不通なのだ、と云ふ。彼女はまだ地元に住んでゐるらしひ。

んで、本番。

リハやゲネではどーしても噛み合わんかった4人のベクトルが、しっかりシンクロした、といふかんぢの出来。今までで一番良い出来だった。スタッフ側も同意見。これなら中学校時代の友達に見てもらっても「あれがワシだ」と云へる。客入りもまづまづで、前衛の強いウチの演目も仲々の好評価。二人ほど『素晴らしい音楽だった』とわざわざ云ひに来てくれた。ありがとう。

取り合へず初日は成功。即興が多いので、明日はこれと違って、更にクゥオリティーの高い事が出来るか、だな。

12日(金)-----------------------------------------------------------------------------

「劇魂」二日目。朝から会場入りして、何度もリハやゲネをやり、くたびれかけた頃に本番、といふ昨日と違い、けふは直前まで専門学校でレッスン。会場入りしてサウンドチェックもそこそこに開演時間となる。

こないだSoe'sのツアー中にマサミと交わした会話で、『昨日演った手法は、けふは禁じ手になる』といふ話し。そはいつもワシが感じてゐる事で、悪かった事は勿論、良かった事さえも、前にやった事を踏襲しては『負け』なのだ、と云ふ事。けふはことさらそれを強く感じる。さう。ワシがここでこの人達と舞台に立つ意味。そはなにか?。

出番直前、良江チャンに『昨日とは違う事演ると思ふ』と云ふと、『アタシもです』といふ答え。よっしゃ。

してTear drop二日目の内容は、4人4様の即興と主張が火花を散らす、凄まじい舞台となった。出来の精密さで云ふと昨日の方がまとまってはゐたが、けふの本番はテンションの高さがハンパではなかった。越智良江の芝居、高橋さいこ、玖島雅子のダンス、にワシのベースと唄、が全く遠慮なしにせめぎ合ふ。

お客さんのアンケートに『芝居、ダンス、ベースがそれぞれ自慢し合ってゐるだけ』と書かれてゐた。だが、そはまさに狙い通り。『これぞコラボレーション』といふ意見の書かれたものもあった。これもまた狙い通り。さう。自由に受け取ってもらへば良いのだ。好き嫌いや善し悪しよりも、それが具現化できた事が、自分らにとっては嬉しい。また演らう!と4人で約束す。良い舞台だった。

ただ完全撤収が終わったのは、すでに11:30。そいから打ち上げ会場に移動して、乾杯したのはすでに日付けが変わった後だった。今これを書いてゐるのは4:30。けふは引っ越し業者の見積もり人が来るといふ。やれやれ。


3週目

13日(土)-----------------------------------------------------------------------------

さすがに激寝。引っ越しの見積もりの人が来ても寝てゐた。昼前に起きだし、久々に惣菜バイキングで昼飯。しーシュのリハをするかどーか、て話だったが、ワシも流石に疲れが貯まってゐるし、しーなさんもやや体調不良にて取りやめとし、けふは休日となった。夕方までのんびり。

「イヨマンテの夜」を色々と調査す。ワシは南一誠さんのバックで演奏した時、その熱唱にベースを間違えてしまふ程シビれたが、You tubeでは本家伊藤久男が朗々と歌い上げるVが幾つか登録されてゐる(最近、このテの映像にリンク貼っても、権利上の問題ですぐに削除されちまうから、もうしません。興味ある人は自分でどーぞ)。土着的で雄大なリズム、ちょいと「?」なバックのリフレイン(ボレロっぽくもある)、云ってみれば「えせニック」のハシリ、のやうな曲だ。素晴らしい。

ところが調べるうちにオモロい事が分かった。この経緯

NHKのラジオドラマ『鐘の鳴る丘』の劇中の山男をテーマとした演奏曲として、古関裕而が作曲し1949年に発表。劇中では山男が「アーアー」と口ずさむだけのメロディだったが、菊田一夫と古関裕而が気に入り、作品として残すことになった。その時初めて歌詞が加えられ、ラジオドラマの脚本を書いた菊田一夫がこれを担当。当時、氏はアイヌの作品を手がけていたため、アイヌ的な単語を当てはめて作った。(Wikipediaより抜粋)

へ〜〜〜っ!。着眼としては、その30年後の「ワールドミュージック・ブーム」の超々先取り、といふ事になる。当時のクリエイター達の、なんと素晴らしき仕事ぶり。細かい所では色々とツッコミどころがある歌詞なのだが・・・・・。まぁ「えせニック」で

ところで、この伊藤久男の歌声を聴いて思ひ出したのが、アルジェリアのリリ・ボニッシュ翁。んで、爺さん最近どうかね?と調べてみたら、なんと翁、今年の3月に亡くなってゐた。86歳ださう。晩年まで現役として活躍してゐた様子。ファンなのに、半年以上前の訃報に気付けなかった自分が悔しい。御冥福をお祈りします。

14日(日)-----------------------------------------------------------------------------

朝9時、Tip hotelの通しリハが始まる。例によって演っちゃ停め、演じちゃ停め、といふスタイルが延々続く。つ・・・疲れる。

昼からはインディペンデント・フェローズ。東京からBARAKAを出迎えて行われるこのライヴイベントも、これで7回め(多分)。ワシはホストの一人として、此所数年はこの日の為だけに結成したユニットで演る事が多い。けふは「中野木元そして梶山」だ。

若手のヘヴィメタ系バンドがふたつ出た後にワシら。4弦、5弦、6弦のベーシストが並び、それぞれが「唄う」といふユニット。激しく浮きまくるだらうな、といふ予想だったが、まぁ意外にウケてゐた。『もう一度聴きたい』といふ声が、意外に異常に多かった。へ〜〜〜〜。気が向いたらまたやります。

2ツめに出たバンドが、若いコらだったが、なんか異常に上手かったな。割とアニソンっぽいヘヴィメタなんだが、完成度がものすご高い。残念ながら、現行メンバーでは最後のライヴだったらしひ。ん〜〜〜勿体ない。

けふのBARAKAはまたスゴかったね。30分台の大曲がふたつだけ、といふ天晴れな演目。しかもインスト。だが、唄入りのナンバーよりもより饒舌な気がす。インスト指向になった事で、BARAKAファンの間では賛否両論色々あるやうだが、これは文句なしに凄い。目を閉じて聴いてゐると、その構築性の高さに、何度か『持ってかれ』さうになった。目蓋の裏に見た事のない図形や記号が浮かぶやうだ。なんかラリ

打ち上げは地産地消の大しょう酎。美味なつまみを喰ひながら、あれやこれや四方山話。演奏スタイルに対するポリシーや、奏法の技術交換など、ミュージシャンらしい打ち上げだ。『広島は第弐の故郷』と云ってくれる彼ら。素晴らしい関係が続いてゐるな。

15日(月)-----------------------------------------------------------------------------

けふは、BARAKAのギター、イッセーさんの提案で、広島勢vsBARAKAのセッション大会。いつも、ライヴ→打ち上げ→翌朝には旅立ち、といふ日程で慌ただしくてもの足りぬ。「第弐の故郷」といふからには、広島ではやはり弐連泊くらいしてのんびりと・・・といふ考えで、BARAKA初の広島滞在となった。

日中はおのおの好きに過ごしてゐたらしひ。ワシも普通にレッスンして、夕方落ち合う。集まったのはBARAKAとGressive、ワシとパイグ(チカラさんはライヴの為欠席)。シェルター69を予約して、まぁなんか演らう、と。たしかにこんなのんびりした気分で、このメンバーが集まる事って、今まで壱度もなかったな。なんかえぇな。

さてセッションは、7人が「グーチョキパー」で2、2、3に別れ、その都度それぞれ趣向を凝らしてなんか演る、といふ。これが意外な面白さで、伸さんシバちゃんワシ、によるビートルズや、マサキさん&シヴァのデュオ、パイグ&イッセーさんのジミヘン、伸さん&ワシのインプロ、など、普段は絶対に見れないレアもの(笑)ばかり。

別に「非公開」といふ訳ではなかったのだが、初めての事だったし、けふはホンマに友人同士のプライヴェートなパーティー、で済ませた。しかし、あまりの面白さに『また演らう』、『次からはお客も呼ぼう』と盛り上がる。こっちのほうが本腰になったりしてね(笑)。

でもホンマに楽しかった。この後もツアーが続くBARAKA。もう決して若いとは云へぬメンバーである。身体に気を付けて、良い旅を。

16日(火)-----------------------------------------------------------------------------

今週末のワシのソロライヴが、ワシが云ふてるのと違う日程で宣伝されてゐるらしく、慌てて先方に確認。ワシので間違いない事を確かめ、訂正と改めての宣伝をお願いしておく。ソロライヴは当初の予定通り19日です。て、ここに書くのも意味ないか。

けふも忙しい。専門学校の後、年末にヘルプするナカハラヒサロヲ・バンドのリハ。ギターは久々に会う因幡Marくん。一時身体を悪くした噂を聞いてゐたが、元気になった姿を見て一安心。ドラムスは内海正明とジーザス代田。たしかこの二人とワシって同い年ぢゃなかったけか?。巳年リズム隊やな。

忙しくって全然予習が出来てなかったのだが、まぁシムプルなロケンローなので、なんとかなる。しかしまぁ久々にドラムスと一緒に、こげなシムプルなロック弾くと気持ち良いね!。あぁベースってかうよね、とも思ふ。ワシが云ふのもおかしいが・・・。まぁ本番は酒でも飲みながら気楽に弾かう。

夕方からは通常レッスン。チと早いが、今年の火曜日のレッスンはけふが最後。生徒達に年越しの課題を出す。

17日(水)----------------------------------------------------------------------------

楽しもう、と思って参加した飲み会(忘年会)が、確執や見解の相違から、全然楽しめないものになって行く、といふのを見事に体験した日。なんでかね?。

18日(木)-----------------------------------------------------------------------------

明日はソロライヴなので、その練習にスタヂヲ入り。だが、気が乗らず、中途半端なままダラダラ弾く。これでは練習にはならんな。なんかスタヂヲが寒くて、演ってるうちに鼻水が垂れて来たりした。まぁ明日がライヴだから、とスタヂヲ入りする時点で、既に遅いわけだし、今の自分に演れる事をやるしかないのだ。と、開き直った。

19日(金)-----------------------------------------------------------------------------

さぁけふも忙しいぞ。

まづは9時からTip hotelの最終リハ。正直な話、今回、Soe'sのメンバーに対しては、この話を受けた事で、相当な無理をさせてしまった、といふのが現状。それに関してはリーダーとしての見通しが甘かった、と頭を下げるしかない。いつか必ず埋め合わせをさせてもらふ。

夜はジュゲムでのソロライヴ。今年最後のソロなのだが、忘年会最盛期、といふ事も在り、早くから断りの電話が殺到。ママさんのルーシーも「けふはキツいかもねぇ」と云ふ。この悪い予想通り、ライヴ開始予定時刻を過ぎてもお客が現れず、『これはソロライヴ最低記録が出るか?』と懸念。ライヴスタートを1時間遅らせるハメとなる。しかし、その後の遅い時間からの客足は多く、結局満員となった。良かった良かった。

内容も、今年壱年のソロを総括するにふさはしい良い出来。お馴染みナンバーから新曲まで、1時間半で15曲、しっかりと唄い切った。最初、半信半疑のかんぢで聴いてゐるお客さんが、曲が進むごとに段々身を乗り出して来て、しまいにはMCにまでいちいち反応してくれるやうになるのが嬉しかったな。

ラーガに挑戦した「月のチャクラ」を演った後には、『カレーが美味いぞ!』といふ笑えるヤジも飛ぶ。「こきりこ節」では合いの手。ほとんど一見のお客さんだったのに、最後は自然にアンコールまで。嬉しいねぇ。喉の調子も、ベースも絶好調だった。どちらも全く力まずに最後まで演り切れた。良いかんぢのソロで締めくくれたのは、ホンマに嬉しい。良いブッキングをありがとう、ルーシーさん。

その後、PICOに行き、クボっちらと合流して少し飲む。やたら眠いのは、さうか、けふも早かったのだ、と思ったのが既に3時過ぎ。この時点で20時間起きてゐる事になる。さすがにチャリで帰る気力も失せ、友人の車に乗してもらって帰った。明日、てゆーかけふ、は、soe'sのライヴだ。


4週目

20日(土)-----------------------------------------------------------------------------

22時間起きてゐても、6時間の睡眠で目が覚めてしまふタイプの人間がゐるが、ワシがさうだ。昼には昨日ライヴ会場に置いて帰ったチャリを取りに行く。したら、なんか異常に疲れてしまった。連日のライヴ、夜更かし、飲酒のツケも溜まったのだらう。しんどい。しかしライヴに行かねば。

けふは今年最後のSoe's。何ヶ月ぶりかに出演するカミンだ。ツアーから帰った後はそれぞれ忙しく、Tip hotelのリハ以外でメンバーと会う事も出来なんだ。そしてライヴは、ツアーに行った3人とトモちゃんの「差」が明確に出てしまった出来となった。

これまでのSoe'sは、ワシとマサミが牽引して、後の二人に路を譲る、と云ふバランスで成り立ってゐたが、ツアー以後、パイグが劇的に化け、その均衡が壊れた。けふのトモちゃんは、明らかにひとりだけ『なにをして良いのか分からん』状態だった。これはまぁ、かういふタイプのバンドである以上、仕方ない。トモちゃんの音楽家、演奏家としてのステップアップを願う事しかできぬ。彼女自身、色々と悩んでゐるやうだが、がんばれ〜〜。

マネーヂャーとともに帰るトモちゃん。「つけ麺」を喰ひに行く、といふマサミ&パイグ。ワシは電車の時間の都合で、やむなくひとり自宅近くでラーメンを喰って帰った。こたび、様々なイベント出演に乗じて、かなりの数のSoe'sビラを撒いたのだが、あんまり効果はなかったやうだな。ちっ。

21日(日)-----------------------------------------------------------------------------

連日の疲労と、ゆんべ遅くの多量のラーメン&大蒜がいかんかったのか、夜中に吐く。その後もムカムカが残り、けふはいよいよTip hotel本番だといふのに、ほとんど寝れず。まぁしょうがないわ。

秋口の企画段階から関わって来た大舞台。当初の思惑とは、だいぶ違った形でステージに立つ事になったが、演るからには楽しもう!と決めた。そして演るだけの事を全力でやって、「KY」になり(笑)、それでも演りまくって、演出家や脚本家にも文句云って、最終的にほぼ「素」のワシで舞台に立ち、大観衆にピース!したのは気持ち良かった。

関わった全てのミュージシャン、ダンサー、役者、スタッフ、関係者・・・・お疲れ様でした。そして満場のお客さん。良かったねミミ。

友人知人も沢山見に来てくれてゐたやうだ。友人一同はワシの台詞は全部アドリヴだと思ったやうだが、いちをうちゃんと台本を読んでゐるので、念のため(笑)。

今回、音楽監督の山下さんが、たいへんワシの音楽を気に入ってくれ『東京に来い』と仰る。この歳になってそげな事を云はれるたぁ思ひもせなんだ。

昨日の夜がアレだったので打ち上げに出るかどーかは微妙だったが、まぁ出る。「生搾りキゥイサワー」なんぞをちびちび飲みながら様子を見る。おでん、揚げ物、なぞ。おい、刺身が凍っとるぞ!。

ダンサーのおねぃさん達の席に呼んでいただいたりして異文化交流。すげぇ美形揃い。ぢつは日頃は美女と喋ると緊張してしまふ情けない男。『ホーミィを教えてくれ』と云はれて調子に乗ってやってしまふあたり、修行が足らんなシュウ。

後半は、パイグ、こないだ「劇魂」でも共演したダンスのさいこと3人で、『ライヴと云ふは』をテーマに語った。ハズだ。

22日(月)-----------------------------------------------------------------------------

しかし、けふも少し吐く。ぬ〜〜〜胃が疲れてゐるのだらうな・・・。駅で「液キャベ」を飲み、今年最後の専門学校に行く。生徒は来ず。

ケータイやPCに昨日のTip hotelの感想が幾つか届く。いづこからも、まぁ良い評価をもらへてゐるやうである。「エスニック風」といふ形容詞が、いつの間にか当たり前にワシに付いてゐるのがオモロい。

昼からはナカハラ・バンドの最終リハ。連日の本番で耳も辛い。悪いが耳栓をして演らせてもらふ。けふは、もう一人のゲストギタリスト花之丞氏と初リハ。彼とはもう何年も前、「風の祭」といふオールナイトの野外フェスで会った事がある。その時は、ギターベースドラムスのトリオで、すげぇノイズィーな音楽を2時間ぐらいぶっ続けで演奏してゐたやうに記憶してゐる。

本番は27日。22曲ぶっ続けの長丁場になる予定。憶えられるんかいな。譜面を見て演るタイプの音楽でもないしなぁ。

23日(火/祝)-----------------------------------------------------------------------------

7時に目が覚め、明け切らない東の空が、けふは良く晴れさうだ、と思はしむる。その瞬間『自転車に乗らう!』と思ひつひた。徐々に上がって行く朝日を背に浴びながら、ジモへ向かふ。預けてゐる譜面台を取りに行くのだ。日頃は片道40分くらいかけてチャリを漕ぐが、けふは往復で1時間。家に帰り着いた時には汗びっしゃり。阿呆かワシは。

夕方からはBobby'sの忘年会ライヴ in うどんのわきた。当初、10人前後の御贔屓筋だけを相手に、といふ話だったのだが、結局予約客が30人。普通のライヴとなった。ところがどーしたのか、けふはボビーさんがおかしく、歌詞は飛ぶわコードは弾けんわコーラスの音も取れんわ、で大混乱。誰が何処を弾いてゐるのかも分からんくらい。全くまとまりのない、てゆーか贔屓目に云ってもぐしゃぐしゃの演奏だった。

聞けばボビーさん、導眠剤などを服用してゐるのに、直前に酒を煽ってしまったらしく、まぁそら無理だわな。しかし、みんな、ホンマに酒は程々にしやうよ。長生きしたくない気持ちは分かるけど。知り合いのミュージシャンが、これ以上酒でダメになって行くのは見たくないよ、ホンマ。

ほろ苦い忘年会ライヴだった。

24日(水)----------------------------------------------------------------------------

イヴか。

朝イチでボビーさんから電話。昨日の失態を詫びる内容。それはいいから酒を控えませう、と云ふ。今後、少なくともワシと一緒に演るライヴでは、酒は飲まぬやう約束してもらふ(笑)。その後、サポートしてゐるふたつの某バンドから、奇しくも同時に、事実上の「解雇通知」も受ける(笑)。はははーっ、大丈夫か?ワシ。

今年の自分へのクリスマス贈呈に、マッサージを受けに行く。ホンマは全部の演奏日程が終わってから行きたかったのだが、今年は結構年の瀬近くまで演奏予定があるので、無理。ベースの演奏でダメージを受ける首、肩、指、を中心に1時間モミほぐしてもらふ。途中から見事に寝てゐた。は〜〜〜気持ち良いぃ〜〜。なんか半日くらい受けてゐたい気分。

ワインを買って帰り、クリスマス鶏を作る。この家で過ごす最後のクリスマスだ。

少しだけの勇気で 赦し合おう メリークリスマス。

25日(木)-----------------------------------------------------------------------------

引っ越しに必要な書類を不動産に出しに行く。が、必要な書類があと一枚足りず、思はず一瞬キレさうになった。いかんいかん。少しだけの勇気で、赦しあう、のだ。

しかしナンだねぇ。印鑑みてぇなものをありがたがる国って、ニポンの他にあるんだらうか?。

今年最後のレッスン。早い時間から3人だけやって夕刻前には帰る。帰り道しーなさんとこに寄って、29日の忘年会ライヴの打ち合わせ。ホンマは軽くリハをする予定だったが、色々と時間がないので略。ん〜〜〜忙しい。

26日(金)-----------------------------------------------------------------------------

ヂブリの映画の音楽で有名な作曲家&ピアノの久石譲は、その昔歌手だったこともある、らしひ。へ〜〜〜〜っ!!。けふ車のラヂヲで80何年かだかの唄が流れた。決して上手くはないが、ヘタではない朴訥とした歌声で、まぁ悪くない。しかしまぁ売れんだらうな、といふ。

あと、ガロの「学生街の喫茶店」が流れ、そのプログレさに驚いた。こないだ女房と「いちご白書をもう一度」につひて語りあった時、あの独特の暗さと湿り気、は、やはりあの時代特有のものだったのだらう、となったのだが、この唄もさうだ。

夜はF楽器店の忘年会。MIやんの生徒さんと、何故かボブ・マーレィにつひて熱く語りあった。いっぱい呑んで仕上げにジャージャー麺を喰ったが、直後に吐く。もったいないね。

27日(土)------------------------------------------------------------------------------

つひでに更新。教室の床で寝て、引っ越しの手続きにともなふ連絡で目が覚め、スーパー銭湯に入って一旦帰宅。すぐにナカハラヒサロヲ復活ライヴのため、会場入り。出演メンバー全員が揃う日がけふしかなく、そこから3時間ぶっ続けのリハが始まる。

みなロック屋さんなので音がデカい。音疲れが凄いのだ。6時頃にようやくリハ終了。後のメンバーは入れ替わったりするが、ナカハラさんとワシ、ギターの本田くんは出ずっぱり。正直、かなりキツい。本田君と一緒にユンケルを呑んで頑張る。

リハは耳栓をして演ったが、本番はまァさうも行かず。3時間に渡る大音量のロックショウは、まづまづ成功した、やうだ。突如、ナカハラさんに振られて弾き語りをやったりもした。しかし音に疲れたよ。後半なんぞ、誰が何の音を出しとんのか、全然分からん状態。立っとるのもやっと、くらいヘロヘロに疲れた。喰えば吐くし・・・。

明日はフレットレスは弾かんので、29日の為にPICOにベースを置きに行く。PICOはタイコ軍団の忘年ライヴのやうで、ぎちぎち。何人か知り合いがゐて、挨拶だけして帰る。天気は良いのだが、そのぶん空気が冷え、チャリがくそ寒い。ぬ〜〜〜〜〜〜疲れた。

今年のライヴ納めまであと3本。なんと今年は全部で98本ライヴをやった、て事になりさうだ。


4週目

28日(日)-----------------------------------------------------------------------------

南一誠さんのバックで年忘れコンサート。年に何度もない『フレット付きベースを弾く』仕事。相変わらず見事な南さんの歌声に、後ろで演奏してても聞き惚れるでよ。でも、けふはなんでか知らん集中が難しく、いっぱい間違えちまった。ん〜弐流だ。

バックを勤める「ジ・インプレッション」は気心知れた人達だが、ワシは、まぁトラ(エキストラ)だ。トラでなく、かういふニッチに立つ、といふのは・・・・といふのも考える。なんにせよ、もっとシャっとベース弾けよ、て話ですな。

29日(月)-----------------------------------------------------------------------------

けふはしーシュの忘年会ライヴ。何人かから『けふのライヴは普通の人も行って良いんですか?』といふ問い合はせがある。紛らわしくてごめんなさいね。来て下さい。

去年のクリスマスライヴと同様、けふも「ワシらが料理を作って、客が喰ふ」といふ。で、けふは「鍋」を作る事にした。会場入り前に業務用スーパーに寄って、材料一通りを揃える。¥3000ちょっと(笑)。料理は「腕」ぢゃ。

会場のPICOに入り、リハもそこそこに料理。根菜を大目にした味噌仕立て。ぴゃぴゃっとやってすぐ完成。50人前はあるンかね?。こんな歳も押し迫った時期だし、ってんで客入りの動きを見ながら、料理を出す。流石に入りがバラけてはゐたが、開始時間頃には、まづまづ揃った。

急遽前座を演ってくれる事になった「ブレーメンの音楽隊」といふ若手が20分くらい。個々の技術もしっかりしてて、音楽も良く練られてゐる。若いのに大したもんだ。もうちょっとハメ外しても良いんぢゃないか?。

さて、けふのしーシュは、いつにも増してゆるゆる帝国だった。なんせ二人でちゃんと音出すのは10月以来。リハもほとんど出来んかった。でもまぁ、ユルいのはウチらの演り方なんで、それで良いのが出来れば、ね。お客さんと一緒に笑いながら、てなかんぢで、女房曰く『しーシュはこれくらいユルくてちょうど良い』のださうだ。1時間半ノンストップの演奏。今年壱年お疲れさまでしたね、しーなさん。

ライヴ後はそのまま宴会。ほぼ全部のお客さんが残って、てんでに話しながら料理をつつき、酒を呑む。ワシの鍋も好評だったが、ヘルプしてくれた笛吹きヤスヲの筋煮込みがこれまた絶品!。ありがとうよ。良い打ち上げだ。

30日(火)-----------------------------------------------------------------------------

ホンマはけふあたりマッサーヂだの温泉だの行って、壱年の疲れを取り去りたひところだが、まぁさうも云うてはおれまひて。置いて帰った車を歩いて取りに行き、つひでにしーなさんと年末会議。今年も色んな所で演ったねぇ。

午後から、遂に手放す事にしたバイクの査定。ビッグスクーターが、ここまで主流になるなんざ思っても見んかった頃に買ったスカイウェーヴ。アンプを乗せ、ベースを乗せ、良く走ってくれた。もうセルも回らんし、サスもヘタってゐたので、まぁ想像してゐた通り、値段は付かんかったが、逆にスッキリした。

トラックに積み込み、見送る時は「ドナドナ」の心境だった。これでしばらくはもう、バイクには乗らぬ事になるだらう。ありがとうスカイウェーヴ。

31日(水)----------------------------------------------------------------------------

来月半ばには引っ越すし、取り壊す事になってゐるアパァトなので、大掃除はもうせぬ。年末のハードワークと、昨日のバイク査定の間、寒風吹きすさぶ戸外にづっとゐたのも祟ったのか、明らかに体調悪化。が、気のせい、と云ふ事にして年越し蕎麦喰ってごろごろしてゐる。

夜は、何故かインド人の忘年会に呼ばれて演奏。広島中のインド料理店で働く人達が集まってゐる。年に壱度の「ハメ外しデー」なのださうだがインド人、日本人のやうな糞莫迦騒ぎにはならず、ジェントリィな盛り上がり。「ホンマにワシで良いの?」といふかんぢでステージに立つ。完全な「場違いフォー!!」であったが、まぁ頑張って唄った。汗びっしゃになったんで、熱も下がるかな?。

少しビンゴなどに付き合った後、先に失礼して、PICOの年越しに参加。ジェムベを叩き狂ひながらカウントダウン。蕎麦だの餅だのが振舞われるが、演奏するつもりで来てゐたパイグなどは、弾き足りない模様。付き合ってやりたかったが、流石に身体がキツいワシ。2時前には退散。ハードな年末であった。


2009年