8月


1週目(ツアー帰り)

4日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

割と眠れてゐる。途中、眠りを分断される、といふのは、案外良いのかもしれぬな。この調子なら昼寝をせずとも済みさうだ。

しーなさんと別れ、10日ぶりの我が家へ。まだ朝早いがものすごく暑い。女房によればづっとこの調子だったらしひ。東京も暑かったが、朝夜は冷たい風が吹いて気持ち良かった。広島はもう1週間熱帯夜が続いてゐるらしひ。ひィィ。

思った通り、昼寝をせねば堪えられぬ、と云ふほどの疲れはなく、そのままレッスンへ。生徒の方がダレてやがり、ほとんどが休みやがった。もぅレッスンせんぞ!。

夜は女房と帰宅祝い。近所の居酒屋「楽」で、美味なつまみをつつきながら。自分の勝手で外を飛び回る相方の土産話を、笑って聞いてくれる女房に感謝。

5日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

休み。あまりに暑いのでムカつき、もっと暑い事をしてやらう、とチャリであちこちを走り回る。明日の平和式典を前に広島は他所から来た人で溢れてゐる。

友人が画廊でナニカ演ってる、と聞いてゐたので行ってみる。なんか異様なパフォーマンスのやうな。これはどー見れば良いのだらう?。客はワシひとり。うーむ。

会場にゐるのが辛くなったので、出る。さういやカシラがどっかでなんか演る、って云ってたな、と思ひ出し、冷やかしのつもりで見に行ってみる。すると色々知人友人が出てゐるイベントだって、「あれ?なんで出ないの?」「けふ何してんの?」とか云ふ話になり、カシラも「出ろ」と云ひ、でもベース持ってないし、で、中野チカラさん(出演者)にウッドベース貸してくれる?みたいな話しになり、まぁ出る事にした。

おひょ〜ぅ、人前でウッドベース弾くのって・・・縦ベース(電気の)で10年ぶり、ウッドに至っては大学んとき以来だから、22年ぶりだ。当然、流暢に扱える訳もないが、まぁやるべき事は演れた、てかんぢ。楽しかった。流石に手は痛いし、やっぱりキツい楽器だな、とは思ったが、思ひのほかオモロかった。カシラはなにやらウッドを気に入った模様。「今後はウッドで演れ」とか云はんでくれよ・・。

思ひがけず楽しい壱日となったが、夜になってから何故かダウン。食欲が全く沸かず、ビールも喉を通らぬありさま。あの暑い日中にチャリで走り回ったからだらう。軽い熱中症かもしれん。女房にポカリやらを買って来てもらひ、それ呑んで早めに寝る。

6日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

「あの」日だ。ささやかに黙祷を捧げる。あの日も、こんなに晴れてゐたのだらう。

けふは某所の平和記念イベントにFar east loungeで出演。詳しい事を何も知らされずに会場入りして、けふが野外であること、出演順は2番手で、しかし最後にもう一度ワシらで演奏する場があって、それまでづっと待機しとかなイカン、てこと、などを知る。

Far east 〜はパーカスにPICOギャル達を配し、総勢5人のパーカス隊となり、ツンちゃん好き放題暴れまくる。ワシはけふはアコベを使った。これもえぇかんぢで、パーカス隊と一緒になって暴れまくった。かなりアゲアゲの演奏だった。今後、Far eastではアコベを使う事にす。これ、2万円にしてはホンマに良い楽器だ。

前の出演者が少々押したので、我々はやや少なめに仕上げる。が、その意図を無に帰する、ワシらの後に出た所謂「空気読めない」系ユニットが、延々1時間に渡って演りくさり、意味なし。お前らのワンマンぢゃねーって話よ、ホンマ。このテのヤツらって何処にでもゐるけど・・・・ね。

結局21時半までかかってイベント終了。全体的にあまりコメントしたくないイベントだった。ただ、自分の出す「毒」を、初めて誇らしく思った日ではある。


2週目

7日(土)----------------------------------------------------------------------------------

さぁscootersです。

午前中、テーさんからけふのタイムスケヂュールの連絡。早めに広島入りし、古い友人らと昼飯を、とのこと。ワシも誘ってもらったが、正直まだツアーと連日ライヴの疲れが抜けてないのもあってパスす。PICOで会おう、と電話を切る。

ひとりPICOに出向くと、ちょうど玄関で全員が鉢合わせ。ツンちゃんとタマヲなど10年以上ぶりの再会で、激しく喜びあってゐる。ゲストとして参加するしーなさんを交えてリハも進み、良いライヴになりさうだ。が、意外に客足が遅い。これは想定外だった。てーのも、前回、前々回とテーさんを広島に呼んだ時は、会場に入り切れぬくらいの人が詰め掛け、ちょいと収拾がつかなくなってしまった。それを鑑みて、今回、あまり大っぴらな宣伝をせず、くちコミでの集客に切り替えてゐたのだ。これがちょっと裏目に出てしまった。

それでもライヴの形が付く位にはお客さんが集まり、ライヴがスタート。前半4人でいつものナンバー。途中、ワシのソロコーナーとしーシュのコーナーももらひ、4曲披露。その後マックさんのソロコーナーもあり。後半、しーなさんも全面にフィーチャーした5人スクーターズも絶好調。予習を怠らなんだワシのコーラスにより、ほぼ全編3声のコーラスとなり、しーなさんもアドリヴで唄声を絡ませる。シカゴやTOTOに匹敵するコーラスワーク!。

最後までグルーヴとハーモニィと唄を聴かせ切った素晴らしいライヴとなった。しーなさんはけふの1回だけで正式メンバーとして迎え入れられたやうだ。次々回、3回めのスクーターズプレゼンツには、是非しーシュで参加を、と。

出来が素晴らしかっただけに、なをさら満場のお客さんに聴いてほしかった。アー、テーさんごめんよぅ。

8日(日)----------------------------------------------------------------------------------

怒濤の連チャンライヴ、ひとまづの区切りはしーシュ企画「男と女のライヴゲーム」。illy@奏Om、ウチ、と男女のデュオが3組、といふ事でまぁシャレでさういふタイトルにしたのだが、一部で不評だった模様(苦笑)。

奈良からはるばる来てくれたilly@奏。09年の秋ツアーにて大阪で対バンした若手ユニットだ。電気ベースと女性唄のデュオ。あん時は「奏kanade」と名乗ってゐたが、改名したらしひ。illyちゃんの唄を全面に、といふ意思表明かどーかは分からんが、そんなかんぢのするライヴだった。前に見た時より格段に表現力が増してゐる。山路くんのベースも、よりこのユニットに特化しててゐる、と感じた。泉尚也さん直系の美しいベースサウンドも相変わらず。どーやったらこんな音出るのかね?。

広島でのライヴて事で、けふも和装をした。これ良いんだけどえへくたーが踏み難いんだなぁ。普通足開いてその間から見下ろすんだが、和装は基本的に開脚できん。だから横っちょでループ踏む事になる。するとその仕種がオネェっぽいのだ。それでなくとも阿呆な若旦那みたいなのに・・・。

初ライヴだったOmのお客さんもいっぱいで、良いライヴ良いイベントに出来たと思ふ。会場でかるく打ち上げした後、kobaに移動して、改めて奏のふたりをもてなし打ち上げ。まぁワシらの方が酔っ払ったけど。

ツアー明けから怒濤の連チャンがひとまづ終わった。

おろぁ?よく思ひ起こすと、ライヴに飛び入りした木曜日から4日、ウッド、エレアコ、ドゥナ、ヴァネッサ、と珍しく全部違うベースで演ったな。

9日(月)----------------------------------------------------------------------------------

少し二日酔い。休みなので、休む。珍しく昼寝もした。やっといた方が良い仕事はあったんだが、暑いのでやらん。スーパーに行って鰻を買って帰り、鰻丼を作った。

熱中症で病院に搬送される件数がハンパではないらしひ。確かに洒落にならぬ暑さが日々続いてゐる。インドを暑いと思ってゐたが、あの時のインド(1996年6月:インドでは真夏)ぐらい、今年の夏は暑いと思ふ。海水温の上昇による偏西風の異常、が原因だって。ロシヤとかも大変な事になってゐるやうだね。

こりゃあこの星は、あと何年ももたないんぢゃないのかね?。

10日(火)----------------------------------------------------------------------------------

色んな事が調子悪し。鰻丼を喰っても効かぬ。特にとびきりの幸せを求めてゐる訳ではないのだが・・・。

11日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

世間的にはもう盆休みなのかね?。教室を構えてゐる楽器店によっては、この時期意味不明の長い休みを取る所もあり、正直、困る。が、教室を開けてゐても生徒の方が来やがらぬ事も多い。けふも1人しか来なんだ。もうレッスンせんぞ!と先週も書いた気がす。

12日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

東京で中古レコード屋をやってゐる従兄弟が結婚した、のでそのお披露目パーテーを親族でやった。のに参加す。彼はワシの生徒とバンドを組んでゐたりしたのだが、高校卒業とともに東京に出てったりしたこともあって、正直ほとんど会う事のない親族の1人。

可愛い嫁さんはプロのオーボエ吹き。恐ろしく気さくで明るい娘。初対面なのに古い友人のやうに話せる。あぁ良い娘見つけたな。

まぁ祝いのアレもあって、唄う。親族に唄を聞かせるのは、自分の結婚式以来ではないか?。15年ぶりか。ちょいと選曲ミス(冬の唄)だったが、まぁそこそこには。一次会が終わった後は、従兄弟の家族とワシら夫婦で店に残り、ワイン呑んで語る。

13日(金)-----------------------------------------------------------------------------------

昨日のワインが残ってゐるが、パーカッション・キャンプに参加。初参加の娘二人としーなさんらを牽引して、車三台で能美島に出発。いきなりものすごい渋滞に巻き込まれ、普段なら2時間ほどで行けるはずの行程に4時間もかかる。もう疲れた。

例年に比べたら半分以下の参加者。この会も17回目を迎え、当初パーティーを取り仕切ってゐた主要メンバーも歳を取り、不参加が目立つやうになった。そして最近の若いコらはかういふのにあんまり参加したがらぬやうで。物事は続けて行くことこそ難しいね。

とくに今年は男手がすくないので、男カレーを作る。夜はパーカッション・セッション。1時間以上に渡ってジェムベを叩き狂う。例年に比べるとなんかえらいこと蛾が多いな。なんかキャンプ場の管理が、民間から公に変わり、一気に荒廃しはじめてゐる、とのこと。

14日(土)----------------------------------------------------------------------------------

さはやかなキャンプの朝。愛車「にっち」の荷台で目覚める。結局、昨日からの参加者は10名程度。けふは少しは増えるだらうが・・・。

昼までの間にしーなさん、ロゥミステルのアサミちゃんと泳ぎに行く。今年初海だ。海パンを忘れたので、車の中に1年以上放っぽってあった古いGパンを切って海パンとす。やや曇り空で、紫外線が強くないのは救いだが、長く海に浸かってると寒い。1時間ほどで切り上げ、キャンプへ戻る。

2日目からの参加者も集まりはじめ、いよいよライヴの準備が始まる。この時間帯、結構好きなんだな。

今年のワシは、全部で6ツのユニットに参加。ところが途中ぐらいから、どーしたことかものすごく気分が悪くなり、人生初、ステージの途中で吐きに行く、といふ失態。特に酒を飲み過ぎた覚えはナシ、むしろけふはほとんど呑んでない。ツアーの疲れ+キャンプ前の結婚式、などでやっぱり身体が万全でないままスケヂュールをこなしてゐたツケが回って来たのだらうか。あーしんどい。吐き気と闘いつつ、しかしライヴは粛々とこなすがプロ。

ステージのラスト(12:30ぐらい)はしーシュ。もうこの頃になるとへろへろだったが、まぁしーシュ演ってる時には大丈夫だったのは救いだな。最後はいきなり参加のパーカッション部隊を加えて、無謀なる「歳をとった鰐(超変拍子)」で大団円。

本来ならこの後、飯喰って酒飲みながらの打ち上げが楽しいのだが、けふはもうアカン。早々に寝床に引き上げ、花火で盛り上がる(時間遅いぞ!)声を聞きながら昏睡。勝ち負けでいふと「負け」たやうな気がするのが、少し悔しいな。


3週目

15日(日)----------------------------------------------------------------------------------

パーカッションキャンプからの帰りの足で、女房の実家(旧安芸津町)に里帰りす。呉駅で女房をピックアップして。先の集中豪雨被害で、呉線の一部区間が断線したまま。年内の復旧も難しいかも、と云ふ話だ。行きすがらフと覗いてみたが、線路がサビサビ。けふの帰省も車でないと無理だった。

久々に訪ねる女房の実家は、高台の古民家。海から吹き付ける風が木造の家の中を通り抜け、メチャ涼しい。その中で寿司やらなんやらを呼ばれ、気持ちの良い風の中で、少し昼寝させてもらふ。ん〜〜〜〜〜。

風に吹かれて まだ見ぬ所へ 想ひ遠く運ぶ
君の心は 身体を離れて 生まれた町を目指す
果たせなかった淡い夢 
桐の香りに包まれ 
疲れを癒す あの景色 全ての色が 虹とともに

迎える人の 涙の向こうに 
おかえり
見えるかい? 海が          
                             風早〜かざはや〜

あんまり気付いてもらへてないけど、これ、お盆の事を唄った唄なのです。まぁ、云はないからね、ワシは。

ライヴ続き〜キャンプ〜帰省、と流石にくたびれたが、まぁ良いお盆だった。皆さん、まだまだお健やかに。

16日(月)----------------------------------------------------------------------------------

女房の実家で玄米をしこたま貰って来た。ので、さっそく食す。もりもりと噛む。季節の野菜もたっぷり頂いて帰った。しばらくは買い物せずとも良ささう。が、しかし「うさぎ」の食欲が凄まじく、青菜がいくらあっても足りぬ。15歳の爬虫類がこの食欲、てどーなんだらう?。

夜、TIP hotel 2の音楽部初リハ。現段階で完成してゐる曲を幾つか、役者も交えて実際に演奏し、唄ってみる。楽団メンバーはしーシュのふたりに祈り部のパーカス、宮本カオリちゃん、D-deckに倉田かをりチャン、のクァルテット。手直しの必要な部分をチェック。アレンジや採譜など、裏方の仕事も増えさうな年末。忙しくなりさうだ。

リハ後、東京から広島に帰省して来てゐる、旧友イシバシと会う。どっかで一杯、と考えたが、盆明けのこの時間(23時)、どこも閉店間際かやってないか、のどっちか。仕方なくラーメン屋で一献。取り立てて話すこともないが、同い年。お互い頑張ってゐる、と思ふ。まぁこれからも、だな。

ラーメン屋の店員の女の子が可愛かった。

17日(火)----------------------------------------------------------------------------------

昨日のTIPリハで確認されたいつくかの検案を。ジングル的に挿入される短編曲を2ツ制作。台本の根本を流るるテーマに「ルーツ不詳」てのがあるので、あからさまに無国籍風にメロディを書く。無国籍風サウンド、ではなく、あくまで無国籍風メロディ、で。

しかし暑い。仕事をする時ぐらいエアコンを入れても良いが、なんか意地になってオフってゐる。

夜レッスンの後、ヲルガン座にて、10月30日に御大石間秀機師匠を広島に呼ぶ企画、のミーティング。今回、主催は一般の人で、ワシはそのサポート役として。当日までにせねばならぬ事、宣伝の方法など伝える。上手く行くと良いね。

ヲルガン座は食事のお客さんでいっぱい。すごい繁盛してゐる店なのだな、と再認識。ビール呑みたかったが車で来てゐたので。

18日(水)-----------------------------------------------------------------------------------

『先日、顔もプレイもお前によく似たベーシストを見た』と友人から云はれ。良く聞いてみたら、なんとそは御大早川岳晴さんではないか。バチが当たりさうな話だが、似てると云はれると当然嬉しい。で、久しぶりに早川さんのソロアルバムなぞ聴く。あぁワシも一昔前はこれくらい強いタッチでビシビシ弾いてたな、と。

で、久々に強いタッチで基礎練習。うん、やっぱこれくらいで弾かんとなぁ。弦ももちっと太いのにしやうかなぁ・・・。

多分こないだのキャンプで、だらうが、腿の裏側を得体の知れぬ虫かナニカに刺されたらしひ(しかも大量に)。明らかに蚊ではない喰い痕。強烈に痒い。痒み止めを塗布しても、ものの5分ぐらいでまたぶり返すのだ。こはたまらん。綺麗な海水で洗うと気持ち良ささうなのだが。

19日(木)-----------------------------------------------------------------------------------

F楽器店講師会議に出席。秋の発表会で演る講師演奏曲を決める。クリムゾンの「21センチュリー・スキッゾイドメン」を提案してみたが、見事に却下された。まぁ確かにね。

しかしワシが20代後半から30代半ばにかけては、他所の教室から『F楽器の発表会は凄い』と云はれるぐらいの事やってたがなぁ。近い世代の講師達がみんな意欲に燃えてて、オモロいものにしやうと頑張ってゐた。今はワシも、講師としては確かにベテランになって、教え方もまぁ多分上手くなってゐるのだらう。だが、あの頃の訳の分からん情熱のやうなものが今あるか?と問はれたら・・・・。

帰りの足でスタヂヲに入り、ソロの最終チェック。今回カヴァ−曲を結構演らうと思ってゐるので、歌詞カードが要るなぁ。なにを演るかはナイショ。

荷造り。なんせ暑いので、タヲルとTシャーツをいつもより多めに持って行く事にす。昨日りとるびれっじの幸至朗さんに電話したところ『名古屋も暑いでょ〜』との事。さうですか・・、アー。熟考した末、ステージ用以外は全部短パンにする。「そんなん当たり前やん」と思ふ向きもあらうが、これがどーして電車やバスの中は寒いくらい冷房が効いてたりするので、短パンは意外に身体が冷えるのだ。でも、今回は良い。44歳、短パンで旅する。


ツアー


きのうまでのあらすじ----------------------------------------------------------詳しくはこちらへ

盛り上がったスクプレ2デイズを終え、打ち上げの後、ワシは下関のタマヲの家にお世話になった。タマヲの可愛い嫁さんクミちゃんはスクーターズの大ファンで、今回2デイズとも見に来てくれてゐた。タマヲの超クラシックなワーゲンで下関まで帰ると、クミちゃんはまだ起きてゐて、そこから3人で結構喋ってゐた。

明日ワシは早い新幹線で帰らねばならぬのだが、クミちゃんらは明日休みを取ってワシを下関観光に連れ出してくれる気でゐたのださうな。あ”〜〜〜〜!残念っ!。

30日(月)----------------------------------------------------------------------------------

3時間ぐらいしか寝てないが、起きて帰広の準備。タマヲが小倉駅まで車を出してくれる(新下関にはのぞみは停まらない)。クミちゃんも一緒に来る。そしたらTちゃん、といふスクーターズのファンの女性も、わざわざ小倉駅まで見送りに来てくれる、と云ふ。

皆に見送られながら9時チョイののぞみに乗る。宿や食事を世話になり、本来こちらが礼を云わねばならぬ立場なのに、別れ際『ありがとう』と云ってもらへる不思議と幸福を、深く考える。まだまだ、強く、進まねばならない。みんな、ホンマにありがとう。

空席はあったが、座ると絶対寝過ごしさうな気がしたので、づっと通路に立ったまま広島へ。そのまま専門学校に出勤。ひとコマレッスンをして帰宅。つつ井食堂で飯を喰ひ、早速デスクワークにかかる。来月、中国に旅立つまでに、3曲ほど書き上げねばならぬ。が、こればかりはスキルだけでどーなる物でもなく、ただ譜面を前にしてうーむうーむと唸ってるだけだった。

しかし今朝の小倉駅、楽器抱えたスキンヘッドの短パン男が、見送りの女性達とハグを交わす姿は、出張出勤前のサラリーマンにはさぞや苦々しい光景だった事だらうな。

31日(火)----------------------------------------------------------------------------------

9月になったがまだまだもり暑い。てゆーか、ナンですか?この暑さは。

けふも半日譜面を前に煩悶。基本的にハッピーな人間ではないワシがハッピーな曲を書かねばならぬ、と云ふはまぁなかなか・・・。台本を読み鑑みた結果、メインのシンガーにはやはりしーなさんを据えた方が良い気がして、ワシが唄うつもりだった曲も、女性用に書き直す。

9月の3週め(中国に行く前)までに形にしとかねば危険な案件も2〜3ある。先方に連絡して、明日のリハを取り付ける。ワーカホリックのやうに自分を追い込んでゐる。が、生徒はどんどん減ってゐる。これは所謂「貧乏暇無し」といふヤツだらうか?。


9月へ